乱立する唐揚げ専門店 No.1はここ [food]

唐揚げ渓の骨なしもも

大分には、唐揚げ専門店なるものが存在するらしく、それが 2年ほど前から東京進出し、ちょっとしたブームになっています。
その中心地の 1つとして、日本一長い商店街 戸越銀座が挙げられます。
戸越銀座商店街には、2011年9月現在、大分唐揚げ専門店 とりあん中津 唐揚げ渓からあげ 縁 -YUKARI- と 3つの唐揚げ専門店があります。

開店順に、それぞれの特徴を紹介します。

まずは、大分唐揚げ専門店 とりあん
東急 戸越銀座駅から、都営地下鉄 戸越駅方面に 3分ほど歩いたところにあります。

1番の古株で、テレビでも紹介されることがあり、唐揚げ専門店ブームを起こしたお店の 1つに挙げられると思います。
開店当初は、連日行列ができていて、土曜日、日曜日は 40-50分待ちは当たり前でした。
最近は、ブームが落ち着いたらしく、普通に買えるようです (注文から揚げ上がりまで 6分ほど)。

メニューのバリエーションがあり、骨付ぶつ切り、骨なしもも、むね、手羽先、砂ずり、なんこつ、と一通り揃っています。
また、セットメニューもあります。
セットにすると少し割安になります。

味は、お肉がジューシーで、味が良くしみていて、抜群においしいです。

味: 5
価格: 4
アクセス: 3
メニューバリエーション: 4


次は、中津 唐揚げ渓
大分唐揚げ専門店 とりあん とは逆の、東急 戸越銀座駅から武蔵小山商店街方面に 2分ほど歩いたところにあります。

注文が入ってから揚げるため、6分ほど待ちます。

味は、大分唐揚げ専門店 とりあん と比べて、衣が竜田揚げに近い感じがします。
また、ニンニクは強めかもしれません。
大きめに切り分けられているので、お肉を食べている感があります。

メニューのバリエーションは少なく、骨付ぶつ切り、骨なしもも、砂肝串のみです。
バリエーションは少ないですが、逆に、これで勝負するというこだわりが感じられます。

セットメニューはないので、価格はやや高めに感じられます。

味: 4
価格: 3
アクセス: 4
メニューバリエーション: 2


最後に、からあげ 縁 -YUKARI-
中津 唐揚げ渓 と同じ方向、東急 戸越銀座駅から武蔵小山商店街方面に 1分ほど歩いたところにあります。
駅から一番近いです。
最後発かつ、チェーン店なので、お店の作りやロゴはおしゃれな感じに仕上がっています。

ここも、揚げたて提供を謳っているようですが、オペレーションを見ると、どう見ても作り溜めしていて、残念な感じです。

また、ここの唐揚げは形が変わっています。
お肉を丸めて、大きなたこ焼きのような形になっています。
なぜ、わざわざ丸めるのかよく分かりませんが、お店としては、端切れのお肉を丸めて売ることができるので、コスト面でメリットがあるのでしょうか。

メニューは、ジューシー丸、カリッと骨なしもも肉、秘伝ニンニク骨なしもも肉、極ダレ(ゴマニンニク)骨なしもも肉、なんこつ、皮せんべい、手羽先など、バリエーション豊富です。

価格ですが、他の 2店が価格固定制なのに対し、きっちり量り売りなので割高感があります。
価格固定制とは、例えば、440円/200g の骨付きぶつ切りを 200g 注文した場合、200g + 数g が出てきますが、値段は、200g 分の値段 440円になります。
これが、大分唐揚げ専門店 とりあん中津 唐揚げ渓 です。
きっちり量り売りとは、デパ地下の総菜のように、200g 注文した場合、210g ほど盛られ、価格は 440円 * 210 / 200 = 462円となります。
からあげ 縁 -YUKARI- は、こちらの量り方になるので、割高感があります。

味: 1
価格: 3
アクセス: 5
メニューバリエーション: 5


まとめると、大分唐揚げ専門店 とりあん に行っとけば、間違いなし。。。

と、言いたいところですが、最近どうも 大分唐揚げ専門店 とりあん の質が落ちているようです。
バイトを大量に採用し、作り溜めを行っているようでした。
また、衣のつけ具合もムラがあり、以前のおいしさが全くなくなってしまったようです。

なので、
味: 5 → 最近 2
価格: 4
アクセス: 3
メニューバリエーション: 4
としたいと思います。


と言うわけで、味なら 中津 唐揚げ渓、お手軽さなら からあげ 縁 -YUKARI-、観光スポット的に楽しみたいなら 大分唐揚げ専門店 とりあん がおすすめです。