立川志の輔 独演会 [レジャー]

「立川志の輔 独演会」を観に、なかのZERO 大ホールに行ってきました。

タイムテーブルはこんな感じでした。
19:02-19:20 立川志の彦さんによる「元犬」
19:20-19:34 立川志の輔さん枕
19:34-20:09 立川志の輔さんによる「ディアファミリー」
20:09-20:23 仲入り
20:23-20:47 立川志の輔さん枕
20:47-21:32 立川志の輔さんによる「抜け雀」
21:32-21:41 東北被災地に向けて、一本締め

立川志の彦さんによる「元犬」は、[2011-09-09-1] 立川志の輔 独演会 @練馬文化センター 大ホール でも、前座として演じられました。
枕もまったく同じ内容でした。

立川志の輔さんの枕も、毎回話される、飛行機は戻るが、新幹線は戻らない話。
この流れから、今日も「みどりの窓口」に入るかと思いきや、「ディアファミリー」でした。

「ディアファミリー」は、勤続30周年のお父さんに、社長から記念として鹿の頭の剥製が送られ、それをどうするか (誰かにあげるのか、売るのか、飾るのか、押し入れにしまうのか) を家族で議論するお話。
季節的にぴったりな、クリスマスを絡めた話になっていました。

仲入り後の立川志の輔さん枕は、枕と言うよりは、先日亡くなった立川談志師匠についての思い出話でした。
最後にしゃべるつもりだったが、お客さんのプレッシャーに負けて、先に話してしまった、とのこと。
自分の落語会に見に来ていただいて嬉しかったエピソード、ダンカンさんがたけしさんに弟子入りしたいと切り出した時のエピソード、落語会に来ないエピソードなどなど。
まだ実感がない、もう少し時間が経つとボディーブローのように効いてくるのだろう、とおっしゃっていました。

「抜け雀」は「竹の水仙」や「ねずみ」など、古典落語によくあるパターンで、宿屋に泊まった絵師の描いた雀が命を持って、屏風から飛び出してくる、というお話。
最後には、この絵師の師匠が、止まり木を付け足して描くことで、雀が飛び続けて果ててしまうことがなくなり、合作の絵が完成します。
落語の中の絵師の師匠と弟子の関係が、談志師匠と志の輔さんの関係を表しているようで、感動しました。

帰りは、雨も上がっていてラッキーでした。


今年は、個人的には「立川志の輔」を発見した年でした。
といっても最初に観たのは、[2010-11-07-1] ですが。

[2011-12-06-1] 立川志の輔 独演会 @なかのZERO 大ホール
[2011-10-27-1] 志の輔らくご in ACT
[2011-09-09-1] 立川志の輔 独演会 @練馬文化センター 大ホール
[2011-05-20-1] 志の輔落語@町田市民ホール

と、4回観させていただきましたが、どの会も 2時間半を超えるボリュームで、内容も素晴らしいです。

来年は、チケットが取れればもっと足を運んでみたいと思います。