頭がよくなる照明術 [book]

頭がよくなる照明術 / 結城 未来 (著)

頭がよくなる照明術

照明について以前興味があって調べていたので、新しい発見はあまりありませんでした。

途中、睡眠術など照明と関係ない内容もありますが、照明についての基本的な知識を得るには良い本のかもしれません。

エピローグには「新書というかたちがベストと思った」とありますが、照明はやはり写真で見た方がわかりやすいと思います。

以下、読書メモ。


p.70

洋ろうそくは、原料に動物性脂や石油が使われているものが多く、煤は多めです。それに対して和ろうそくの原料は、ハゼの実や漆などの植物性のため、煤は少なめです。
さらに注目したいのが、炎の違い。洋ろうそくは一定の大きさで燃え続けますが、和ろうそくは、洋ろうそくよりも炎が大きく、数十秒ごとの周期的なゆらめきによって、ドラマチックな変化を見せてくれます。和ろうそくの中心には空気穴が空いているので、洋ろうそくとくらべても炎に迫力が出てくるのです。


p.174

じつは蛍光灯は時間が経つにつれて、どんどん明るさが落ちてくるものなのです。


p.195

いまあるバスルームの照明を、湯船に浸かりながら手元でコントロールできる球型のリモコンはユニークな商品。リモコンでありながら、それ自身が湯船でカラフルに光るライトになっています。バスルームの明るさを 100パーセント、40パーセント、15パーセント、1パーセント、消灯と切り替えることができるので、その日の気分に合わせて過ごせるのがなんとも魅力的。1パーセントの明るさというと、ほとんど何も見えないような印象がありますが、むかしの人は月夜をこういった明るさで過ごしたのかと思えてくるような神秘的な"ほの暗さ"は、もの思いに耽るにはピッタリです。