Becky! Ver.2 から Thunderbird に移行 (その2) [software]

Becky! から Thunderbird への移行方法は Becky2からの移行 / cubic9.com が詳しいです。

まずはメールデータの移行。
移行元は Becky! 2.30.02, 移行先は Thunderbird Portable Edition 2.0.0.5 です。

手順は、まず Becky! のメールデータを mbox 形式でエクスポートし、フォルダ構造を保持するためにデータ変換を行い、Thunderbird で読み込みます。

エクスポートとデータ変換ではデータのコピーが行われるので Becky! のメールデータの容量 × 2 の空き容量が必要です。

具体的な手順は以下。
1. Thunderbird 側で移行先のアカウントを作成します。
    作成したら、Thunderbird は終了させておきます。
2. Becky! に CircleBecky プラグイン を導入します。
3. Becky! で [ツール] - [メールボックスの整理] を選択します。
    「メールボックスの整理」ダイアログが表示されます。
4. "エクスポート先" に作業用のフォルダを指定します。
    "mbox 形式" を選択し、"空のフォルダもエクスポート" にチェックを入れ、[実行する] ボタンをクリックします。
5. Becky -> Thunderbird用VBS を作成します。
    スクリプトをコピーし、メモ帳に貼り付け、[ファイル] - [名前を付けて保存] で [ファイルの種類] を "すべてのファイル" にし、[ファイル名] を b2th.vbs とし、で [保存] します。
6. b2th.vbs を Step4 で指定したエクスポート先に移動します。
7. b2th.vbs をダブルクリックし、実行します。
8. フォルダ BtoTh の中身を Thunderbird のメールデータフォルダに移動します。
    メールデータフォルダは Thunderbird Portable Edition なら <ThunderbirdPortableインストール先>\Data\profile です。
    普通の Thunderbird なら C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Application Data\Thunderbird\Profiles\xxxxxxxx.default (xxxxxxxx はランダムな文字列) です。
9. Thunderbird を起動します。
10. すべてのフォルダを一度開きます (要約ファイルが作成されます)。
    さらに、すべてのメールが未読になっているので既読にします。
    フォルダを開いたときに Ctrl + Shift + C ですべてのメールが既読になります。

以上でメールデータの移行は完了です。

Becky! では、添付ファイルはメール本体と分離して管理されますが、Thunderbird ではまとめて管理されます。
Becky! でエクスポートする時にちゃんと変換してくれるので、添付ファイルを移行する特別な手順は必要ありません。