ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する 絶対に失敗しないビジネス経営哲学 [book]

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する 絶対に失敗しないビジネス経営哲学 / 島田 紳助 (著)

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する 絶対に失敗しないビジネス経営哲学

さまざまなサイドビジネスを成功させてきた島田紳介さんが考える商売のコツが解説されています。
お客さん、従業員、自分含め、みんなに幸せになってもらうことがポイント。

もちろん、サイドビジネスといえども「真剣」に取り組んできたから、成功できたのだと思います。

以下、読書メモ。

p.25

常識はずれのビジネスをしている人は、例外なくきわめて合理的な考え方の持ち主でもある。別の言い方をすれば、彼らが変な人に見えるのは、あまりにも合理的で筋が通っているからなのだ。普通の人は、自分の考え方が世間の常識に反していると、不安になる。けれど彼らは、それをまさしくビジネスチャンスだと思う。

常識に反しているということは、誰もそれに気付いていないということだ。


p.86

店の側からすれば、売り上げとか利益率なんて話は、本来あまり他人に教えたいものではないだろうが、僕は気になった店の従業員やオーナーに単刀直入に訊いてしまう。

正確に数字を教えてくれるかどうかは別にして、たいていはヒントくらいはもらえる。

だけど、いくらなんでもプライベートで初めて入った店でいきなり、「利益率はなんぼですか?」なんて訊けるわけがない。気になる店には何度も足を運んで、店の人と仲良くなって、それからようやく聞き出すのだ。


p.143

ビジネスに勝つためにも、自分の楽しみのために、仲間の幸せのためにビジネスをするのだ。さらにいえば、ちょっとでも世のため人のためになればいいと考えながらビジネスができたらもっといい。

そうすれば視野が広くなる。ビジネスの落とし穴にはまる危険も回避できる。発送が自由になるから、自分の商売の欠点も見えやすいし、新しいアイデアも湧いてくる。そして世のため人のためになるということは、世の人から支持されるということだから、お客さんにたくさん来てもらうためにも、それは大切な心がけなのだ。


pp.143-144

欲というのは動物的な本能に近いから、どうしても目の前のものに焦点を合わせてしまう。遠くが見えない。欲に負ければ、他人のモノを手に入れる方法としていちばん手っ取り早い、奪うという方法にどんどん近くなってしまう。