大人の投資入門 真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」 [book]
大人の投資入門 真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」 / 北村 慶 (著)
「ポートフォリオ」について入門書を読んで何となく知っていましたが、本書ではより 1 歩踏み込んでポートフォリオ運用について知ることができました。
個人的には、「ボラティリティ」という考え方を知ることができてよかったです。
最近は年金危機が叫ばれていますが、本書は、
p.56
本書でお薦めする『私的年金』は、公的年金を補完するもの、という位置づけです。つまり、公的年金と必要資金の差額である『年金ギャップ』を埋めるために、『私的年金』を作ろう、ということを本書で提案しているのです。
p.140
ここで、この『公的年金』のアセット・アロケーションを (A) とします。
さて、私たち普通の市民の年金は、『公的年金』 + 『私的年金』から成り立ちます。
そして、その合計のポートフォリオが理想の資産配分になっていることが望ましいわけです。
ここで、『私的年金』のアセット・アロケーションを (B) とし、年金全体のアセット・アロケーションを (C) とすると、以下のような等式が成り立ちます。(A)『公的年金』+ (B)『私的年金』 = (C)私たちの年金全体
という立場です。
しかし、公的年金を信用する/しないにかかわらず、各個人が自分の考えるアセット・アロケーションでポートフォリオ運用を行えるような内容となっています。
以下、読書メモ。
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