お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計入門 [book]
お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計入門 / 橘 玲 (著)
法人の税上の有利さはよく分かったのですが、会社を作ってもうまくいかないと、結局収入は減ってしまうので、難しいです。
以下、読書メモ。
p.54
ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・トービンによって、最適なポートフォリオを維持したまま、投資のリスクを調整する画期的な方法が発見されました。このやり方も非常に簡単で、インデックスファドと国債を組み合わせるだけです (国債は、国家が支払いを保証した無リスクの資産という意味で使われているので、預貯金で代替してもかまいません)。リスクをとりたくない投資家は資産の過半数を国債に充て、ハイルスク・ハイリターンを望む投資家は、資産のすべてをインデックスファンドで保有すればもっとも効率的な投資ができることを、トービンはやはり数学的に完璧に証明しました。
p.123
実は、国民健保の保険料を払わないというのは、かなり合理的な選択です。中途で加入しても過去に遡って保険料を請求されることはないので、年をとって身体の調子が悪くなってから加入すれば、生涯の保険料負担をかなり減額できるからです。もっと大胆に、病気になってから加入手続きをとることも可能です。病院には「保険証をなくした」と言っておいて、その後で市町村役場に行き、国民健康保険証を発行してもらえばいいだけだからです。文句のひとつくらいは言われるかもしれませんが、保険証はちゃんと発行されます。「国民皆保険」の原則がある以上、行政は未加入者の申請を拒否することができないからです。
p.151
個人の消費は、所得税を払った後の税引き後利益が原資になります。それに対して法人の消費は税引き前の収入で行われ、その後に残った利益に対して法人税が課せられます。