サンクコスト時間術 [book]

サンクコスト時間術 / 斎藤 広達 (著)

サンクコスト時間術

サンクコスト時間術とは、S-TiBA(エスティーバ) のサイクルを回すこと。

S-TiBA(エスティーバ) とは、
1. Situation (状況判断)
2. Time Left (残り時間)
3. Best Answer (最善の答え)
4. Action (アクション)

つまり、過去の無駄になった投資はもったいがらずに忘れ、現在の状況を判断し、制限時間がある将来のために最前の答を探し、実行する、ということ。
まとめてしまうとこれだけなのですが、この考え方を頭に入れておいて、習慣化すると役に立ちそうです。

サッカーや麻雀の例えが多いので、それらに馴染みがない読者にはわかりにくいかもしれません。


p.20

今回のケースでは、このバス待ちで失った二〇分間がサンクコストになります。サンクコストとは管理会計や意思決定論で使われる考え方ですが、「もはやどうにもならないもの。よって、考えるうえで除外すべきもの」という意味です。


p.21

もはや手の届かない、海の底に沈んでしまったものにこだわっても、何も起こりません。であれば、それを「なかったこと」にして、物事を考えればよいのです。