ラクをしないと成果は出ない [book]
成果を出すための 100 のアイデアが掲載されています。
100 個のアイデア本はよくありますが、無理やりネタ付け足して 100 個にしたように感じるものが多いです。
一方、この本は当たりネタが他のノウハウ本よりも多いと感じました。
以下、読書メモ。
p.19
もう一つ、私たちが吉村さんから学ぶべき仕事術は、「インプットが三分の一程度になったらアウトプットを始める」という方法です。
取材途中でゴールを意識して書き始めると、どんな情報が無駄で、どんな情報を新たに仕入れるべきかが、はっきりします。インプットがさらに合理化できるわけです。
p.52
「これはたぶん、ウソだな」
人の話を聞いていても会社案内などを見ていても、そう感じることがあります。
次なるステップは、ウソを暴くことではありません。
誰でも何かしら嘘はつきます。言いたくないことを黙っているという行為をウソに含めれば、往々にしてそれは、その人にとって隠したい部分だったりします。
p.53
その人が言葉にしないこと、別の言葉で覆い隠そうとしていること――。ここに本質が潜んでいる場合もあると、知っておく必要があるでしょう。
p.85
すべての仕事は外との付き合いで成り立っています。ビジネスマンたるもの、常にどんな仕事の依頼が来るかを予測し、自分の能力・時間に照らし合わせて「できる仕事」はなにかを把握しておく。そうすれば、相手の依頼に即答できるようになります。
pp.88-89
自爆法則には三つあります。
法則その一は、嫌なことに二つ以上の理由をつけること。
〜略〜
反対する一つ一つの理由に「全力の本音」がないために、簡単に論破されてしまいます。それどころか、「あいつは信用できないやつだ」と思われかねません。
それならば、単純に「馬肉が嫌なんだ」で押し通したほうがいいのです。相手はその主張を受け入れるか受け入れないかで、余計なわだかまりは生まれません。
pp.204-205
三〇秒ルールの根拠その一は、アイデアとは三つの要素で成り立っているから。
新鮮でおもしろいことは、既存のことを三つ結びつけてできています。
〜略〜
つまり「セカンドライフで、村上隆さんがプロデュースする、ファッションショーをやろう」というように、一つ一つは知っているけれど、本来結びつかないものを結びつけたものが新鮮なアイデア。一つの話の説明を一〇秒ですませても、三つあるから、三〇秒となります。