億万長者 富の法則 [book]

億万長者 富の法則 / ロジャー・ハミルトン (著)

億万長者 富の法則

本書は二部構成になっていて、第一部はウェルスダイナミクス (富の力学) の原則の紹介、第二部は8つのウェルスプロファイル (富を生み出す人物像) 別に、富を生み出し、今日も川を流している著名人16人を紹介しています。

ただ、読者がどのプロファイルに属するのかは http://www.jwda.org/ にアクセスして、ウェルスダイナミクスプロファイリングテスト (13,000円) を受験しなければなりません。
そういう意味では宣伝のための本といえるかもしれません。

以下、読書メモ。

p.23

「富」を生み出している人たちは、「お金」を稼ぐよりも、「富」の土台作りに力を入れている。つまり、世の中の評判、頼りになるネットワーク (情報網、人脈)、知識、リソース、実績といったものを築いているのだ。こうしたものが彼らのガーデンとなるが、彼らは、自分の専門を中心としたガーデンではなく、自分の情熱、自分の道、自分の志を中心としたガーデンを築き上げている。彼らは、ガーデンについては毎日気にかけるが、虫取り編みが空っぽでも気にしない。


p.54

リチャード・ブランソンはチャンスを引き寄せる名人だ。チャンスが到来すると、ブランソンは、そのチャンスボールをチェックして、それを蹴ったときの失敗が、「私たちを舵とる」失敗になるか、「私たちを沈没させる」失敗になるかを判断する。完全な失敗に終わった場合にどのくらいの損失になるかを見極めるのだ。


p.115

これから、自分の「フロー」を見つけた起業家たちの話に入るが、これを読むうえで頭に入れておいてほしいのは、彼らはお金を注ぎ込んだのではなく、時間を注ぎ込んでお金持ちになったということだ。