あたりまえだけどなかなかできない 33歳からのルール [book]

あたりまえだけどなかなかできない 33歳からのルール / 小倉 広 (著)

あたりまえだけどなかなかできない 33歳からのルール

「33歳」という数字には、大きな意味はありません。
大学を卒業後、10年の節目を迎える歳というだけです。
内容から、30代全般の読者に向けて書かれているように思いました。

著者の主張、述べたいことが前面に出ているからか、会話調の文章が多いです。
が、読みにくいということはありませんでした。

40代以降の人生をよりよいものにしていくための基礎作りの羅針盤として、共感できるルールから試してみると良いかもしれません。
ただ、タイトルにもあるとおり「あたりまえだけどなかなかできない」ので、そこをうまく回していく仕組みが必要です。


以下、読書メモ。

p.22

「だって過去は変えられないじゃないですか。だったらそれはすべて良かったことにした方がいいんです。過去を活かすかどうかは自分で決められる。だから、過去に起きたことはすべていいことなんです。神様が何かを教えてくれているんです」


p.45

ノーブレス・オブリージュという言葉を覚えた。「高貴なるもの故のより高い責務」それが言葉の意味だった。つまり、位の高いものほど自分に厳しくあるべきだ、というフランスの言葉である。


p.72

「人生で最も大切なことは、最も大切なことを最も大切にすることである」


p.91

「小倉さん、睡眠時間が3時間でも平気になるコツがあるんですよ!」と。〜略〜「どんなに疲れていても、寝る前に必ずお風呂で湯船につかるんです。シャワーだけで済ませちゃいけません」。
〜略〜
そうすると眠りの深さが変わるんです。ぐっすり深く眠る。そうすると3時間で平気になるんです!


p.101

リーダーの欠点を笑う前に、こっそりと欠点を補ってあげるのだ。そしてリーダーの強みを引き出す。それがチームにとって最大の貢献になるからだ。


p.127

「相手のために」をやめて、「相手の立場に立つ」努力をしよう。こんなことを言ったら相手はどう思うだろうか?と。ポイントは「相手は」どう思うか?だ。


p.166

これから仕事が伸び盛りの人は不動産を買っちゃダメなんですよ。なぜかというと、その物件に縛られる。物件以上の男になれないんですね、