頭のいい人だけが知っている お金を稼ぐ読書術 33歳で3億円をつくったインプット・アウトプット法 [book]

頭のいい人だけが知っている お金を稼ぐ読書術 33歳で3億円をつくったインプット・アウトプット法 / 午堂 登紀雄 (著)


頭のいい人だけが知っている お金を稼ぐ読書術 33歳で3億円をつくったインプット・アウトプット法

「頭のいい人だけが知っている」や、「33歳で3億円をつくった」など、胡散臭く感じるタイトルですが、
pp.204-205

ほとんどの場合、本のタイトルは著者ではなく出版社側が決めます。
〜略〜
タイトルが売上のほとんどを左右するため、どうしても誇張・過激・派手、というものになりがちです。

とあるように、キャッチーなタイトルとは裏腹に、ちゃんとした内容です。

- アウトプットを意識しながら読む。
- 読むだけではだめで、読んで考える。なぜ著者がそうしたのか考えながら読む。
- 読書の10倍実践する時間をつくる。
などの考え方が参考になりました。

アウトプットを意識しながら読む

他書でも述べられていますが、これが一番重要な気がします。
さらに本書では、視点を変えることで、何倍も本を活用する方法が書かれています。

人には複数の立場があり、例えば、上司から見れば部下、部下から見れば上司、取引先から見れば得意先の担当者。親から見れば子供、子供から見れば親という顔があります。
その自分の異なる立場を意識して、どの立場で使えるか、ということを考えながら読むと、何倍も本を活用することができます。

読むだけではだめで、読んで考える。なぜ著者がそうしたのか考えながら読む

ピーター・ドラッカーの主張では、
「本の中にあるのはたんなる情報のみであり、知識とはそれらの情報を仕事や成果に結びつけて得たものである。そして知識は、人間、すなわちその頭脳と技能の中のみに存在する」

本書の著者の言葉では、
p.46

本には、答えではなく、たくさんのダイヤの原石、つまりヒントが隠されていると見るべきです。だから、その原石を磨いてあげなければならない。


さらには、本を書いた著者が、本を書いた時点の著者になるには、それまでのプロセスや歴史がある。
だから、気に入った著者の本は全部読み、その人が成功途上に何をしてきたかを知る。
という点に共感を受けました。

出典は忘れましたが、「著作を出版順に読んでいくと、著者の思考過程をなぞることができる」と誰かが言っていたのを思い出します。

読書の10倍実践する時間をつくる

これも最近重要だとひしひしと感じます。
実践しなければ、価値ゼロ、ということです。