bash のコマンド履歴を Ctrl+r で遡りすぎた場合の対処法 [linux]

bash では Ctrl+r で履歴を後方検索する機能があります。
Ctrl+r を押すたびに (reverse-i-search) `': に入力した文字列を含むコマンドラインを新しいものから順に検索でき、とても便利です。

しかし、誤って Ctrl+r を押しすぎ、目的のコマンドを通りすぎてしまうことがあります。

そんな時は、Ctrl + g でキャンセルし、再度 Ctrl+r で検索していました。
でも、もうちょっと楽な方法を見つけました。

まず、準備としてターミナルのロック機能が Ctrl+s に割り当てられているのを解除します。

$ stty stop undef


常に割り当てない場合は .bashrc などに書いておくとよいでしょう。
準備は以上です。

Ctrl+r で目的のコマンドを通り過ぎてしまったあと、Ctrl+s を押します。
するとコマンドラインが (i-search)`<検索中の文字列>': となり、前方検索に変わります。
あとは、目的のコマンドまで Ctrl+s で戻れば OK.