Google AdSesne 最適化キャンペーン (その3)

Google AdSense チームから、AdSense 最適化の提案が来ました。
以前頂いた最適化提案期間を 1日過ぎていますが。。

xxx様


いつもお世話になっております。Google のxxxです。
このたびは AdSense 最適化キャンペーンにご参加いただきありがとうございます。

ご提案までたいへんお待たせしました。早速ですが、の最適化案を以下の通りご提案いたします。
添付のスクリーンショットとあわせてご覧ください。

AdSense 最適化案
今回の最適化案は、以下のページのレイアウトでご案内いたします。

トップページ

http://blog.hirsky.com/changelog/


*広告の内容はサンプルであり、実際には貴ウェブサイトの各ページコンテンツに関連した内容の広告が自動的に表示されます。

今回ご提案する最適化案は、以下の方針を元に作成しています。
- 総合的なパフォーマンスが高いのは幅広ユニット
- すき間も有効活用できるリンクユニット


添付されたスクリーンショットはこれです。

Google AdSesne 最適化キャンペーン 個別提案

変更点が赤線で囲ってあり、とてもわかりやすいです。

提案の内容は、
- 右サイドメニューの広告を スクエア(小)(200x200)からワイド スカイスクレイパー(160x600)に変更
- 2つ目の記事の下にもレクタングル(大)(336x280)を配置
- 3つ目、4つ目の記事の下にリンク ユニットを配置
です。

カラーに関するアドバイスはありませんでした。


さて、最適化の効果ですが、このサイトは今回提案を頂いたトップページへのアクセスよりも、検索による個々のページへのダイレクトアクセスのほうが圧倒的に多いです。
個々のページは 1ページ 1記事となっているので、2つ目、3つ目の提案は適応できません。
というわけで、あまり期待できなさそうです。

マネー力 [book]

マネー力 / 大前 研一 (著)

マネー力

前半は、サブプライム後の世界の経済の動きが予測されています。

このような国家が信用できない時代には、「自分の資産は自分で守れ!」ということですが、では、マネー脳の鍛え方はというと、
p.140

要するに、真のマネー力というのは、危機感を持って日々の生活を営んでいる人でないとなかなか身につかないのだ。

という論につき、具体的なノウハウについては記述はありません。

後半は、ビジネス・ブレイクスルー大学院の株式・資産形成講座の宣伝です。

内容は薄いと思います。

以下、読書メモ。

p.32

アメリカのドルが落ちる瞬間が、二〇〇九年のどこかの時点であるはずだ。ヨーロッパは現在無防備だからユーロが落ちているけれども、それはいつか止まるだろう。


p.57

このように、内向き下向き後ろ向きの日本企業と違って、タタはやることなすことが世界規模なのである。ムンバイのテロで一躍有名になったタージマハルホテルもタタ・グループのものだ。タタに限らず、インドには経営力のある事業家が多い。この点は明らかに中国より上だ。そんな彼らが国内企業はもとより、今後も世界の企業を買収していくことは容易に想像できる。


p.63

ロシアはオイルマネーのおかげで、〇七年には債務国から債権国に転じた。だが、ロシアの好景気の要因は決してそれだけではない。プーチン前大統領が導入したフラットタックスがなければ、ここまでロシア経済が活況を呈することはなかったろう。


p.66

>三〇〇〇兆円の余剰資金のゆくえを知りたければ中国とインド、ロシア、それからバルカン半島とトルコ、このあたりの動きには、絶えず目を光らせておく必要がある。


p.104

サブプライムローン問題の底が見えて、世界の投資資金が戻ってこないうちは、住宅価格は上がらないから、それまでアメリカは景気低迷を余儀なくされるだろう。ということは、経済がアメリカと強くカップリングしているところは、当面投資先として適当ではないということになる。

デジタルネイティブが世界を変える [book]

デジタルネイティブが世界を変える / ドン・タプスコット (著), 栗原 潔 (翻訳)

デジタルネイティブが世界を変える

「デジタルネイティブ」と呼ばれるネット世代の考え方や行動を統計を取り、分析しています。
そして、今後どのような世界になっていくのか、を示唆しています。

「デジタルネイティブ」が強調されていますが、内容としては、ネット世代でなくてもネットを使いこなしている人々にも当てはまるものかと思います。

ただ、「ネイティブ」であるかどうかは、本書で紹介されている 8つの行動基準を無意識に持っているかどうか、によるものだ思います。

pp.107-108

私の子供たち、そして、我々が調査対象とした三〇〇人の若者との経験を通じて、私はこれらの若者たちがその両親とはまったく異なっていると結論づけた。これらの相違点をネット世代の「行動基準」と呼びたい。つまり、若者たちに特徴的な姿勢と行動だ。これらの特性は、今の若者たちの両親であるベビーブーム世代など他の世代とは明確に異なっている。こうした行動基準は世界中のネット世代六千人に対する調査から明らかになったものだ。
八つの行動基準とは 1 自由 2 カスタム化 3 調査能力 4 誠実性 5 コラボレーション 6 エンターテイメント 7 スピード 8 イノベーション、である。


pp.142-143

本章で挙げたこれらの項目がネット世代の八つの行動基準だ。ネット世代は自由を評価する。自分がなりたい人物になり、選択の自由があることを評価する。あらゆるもの、たとえば、自分の職業すらもカスタマイズしたがる。懐疑的になることを学んでおり、メディア (インターネットも含めて) で見聞きしたあらゆるものを精査しようとしている。ネット世代は誠実性を評価する。正直であり、思いやりがあり、透明性が高く、自らの信念に背かないことを評価する。職場においても、そして、友人との間でもコラボレーションを得意とする。そして、イノベーションを行うことを好む。これがネット世代だ。


このような行動基準を持った「デジタルネイティブ」が学校に入ってきたとき、教育現場は変わらなければならない。
このような世代が職場に入ってきたとき、人材管理は変わらなければならない。
そして、このような世代が選挙権を持ったとき、政治も変わらざるを得ないだろう、という提言がなされています。


一方、「デジタルネイティブ」には 1つ、プライバシーについて警告がなされています。
Facebook などでプライバシーをさらけ出していると、将来、例えば就職なので困ることになるかもしれない、という警告です。


以下、読書メモ。

p.11

八つの特性、いわば、行動基準がネット世代の特徴となっており、親の世代であるベビーブーム世代との相違点となっている。ネット世代は、自由、特に選択の自由を尊重する。ものをカスタマイズすることを好み、自分だけのものにしたがる。生まれながらにして協業が得意であり、一方的な講義よりも対話を好む。他人や企業を綿密に調査し、誠実さを何よりも重視する。学校でも職場でもおもしろさを求める。スピードが大前提であり、イノベーションは生活の一部である。


p.55

ネット世代はバラク・オバマを大統領選の民主党候補として支援し、政治の世界に入り込むことになった。ネット世代による選挙活動の経験は大統領選の日で終わるものではないと、私は考えている。ネット世代が政治や行政において受動的な役割に留まることはないだろう。すでに、ネット世代は政治団体に対して自分たちを関与させるよう要求している。行政のあり方についても変化を要求するだろう。ネット世代はホテルのチェックインやレンタカーの貸し出しが三〇秒でできるのを知っている。であれば、なぜ行政サービスも同じようにできないのかと考えるだろう。


pp.81-82

エンジェネラのエグゼクティブディレクターであるアラン・メジャーは次のように述べている。「人は新しいものを古い枠組みで考える傾向がある。たとえば、自動車が登場した時、人々はそれを『馬なし馬車』と考えた。運転手が乗客と同じ室内にいてもよいということはその時点ではただちに明らかにはならなかった。


pp.107-108

私の子供たち、そして、我々が調査対象とした三〇〇人の若者との経験を通じて、私はこれらの若者たちがその両親とはまったく異なっていると結論づけた。これらの相違点をネット世代の「行動基準」と呼びたい。つまり、若者たちに特徴的な姿勢と行動だ。これらの特性は、今の若者たちの両親であるベビーブーム世代など他の世代とは明確に異なっている。こうした行動基準は世界中のネット世代六千人に対する調査から明らかになったものだ。
八つの行動基準とは 1 自由 2 カスタム化 3 調査能力 4 誠実性 5 コラボレーション 6 エンターテイメント 7 スピード 8 イノベーション、である。


pp.142-143

本章で挙げたこれらの項目がネット世代の八つの行動基準だ。ネット世代は自由を評価する。自分がなりたい人物になり、選択の自由があることを評価する。あらゆるもの、たとえば、自分の職業すらもカスタマイズしたがる。懐疑的になることを学んでおり、メディア (インターネットも含めて) で見聞きしたあらゆるものを精査しようとしている。ネット世代は誠実性を評価する。正直であり、思いやりがあり、透明性が高く、自らの信念に背かないことを評価する。職場においても、そして、友人との間でもコラボレーションを得意とする。そして、イノベーションを行うことを好む。これがネット世代だ。


p.340

今では、およそ半数が、子供たちにポルノ、暴力、犯罪など不適切なコンテンツを見せないように、親の信条に沿ってカスタマイズされたフィルタリングソフトを使っている。これにより、両親は子供たちの他の行動も追跡できる。つまり子供の活動を盗み見することも可能になる。これは私には恐ろしいことのように感じられる。ティーンエイジャーにとってこのようなツールを使われるということは、「お前のことは信用していない」とはっきり言われることと何ら変わりはない。


p.349

新しいネット世代の家庭では、インターネット上の活動を制限せず、インターネットで見つけたものやその意味について隠し立てすることなく親と話す。その舞台となるのは、昔からある伝統的な家族の食卓だ。両親はただ話すだけでなく耳を傾ける。両親は、自分や子供がインターネットで見つけ出した新しいアイデアに心を開き、興味を持つ。検閲や盗み見や命令をするかわりに、話し合い、説明し、共通の視点を築き上げる両親は、昨今のビジネス誌で賞賛を集める模範的なCEOに似ている。オープンファミリーは、学習し、適応し、進化している。