まず、ルールを破れ すぐれたマネジャーはここが違う [book]
美味しさの常識を疑え! 強火をやめると、誰でも料理がうまくなる! [book]
美味しさの常識を疑え! 強火をやめると、誰でも料理がうまくなる! / 水島 弘史 (著)
脳に悪い7つの習慣 [book]
脳に悪い習慣を理解し、それを克服し、脳の力を引きだすことがテーマです。
脳がもつ本能は、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」の3つで、これに逆らわないことが重要とのこと。
「生きたい」が分かりにくいですが、要するに「統一・一貫性」と「自己保存」のこと。
これらは過剰に出てしまうとマイナスとなる場合があるので (例えば、頑固になって相手の意見を受け入れないなど)、注意が必要です。
新書ですが、内容は濃いと思いました。
しっかりと、理由が説明されているので、こうすればよい、という対策が飲み込みやすいです。
ただ、文章が読みにくい部分が多々あるので、じっくりと読む必要があります。
そこは脳に理解しやすいように書いて欲しかったです。
以下、読書メモ。
p.4
みなさんが脳に悪い習慣から逃れられない原因の一つは、そもそもそれが脳にとってよくないことだと知らないからだと思います。いったん、「この習慣は脳に悪いんだな」と認識すれば、「うっかり、やってしまう」ことを避けられるようになります。
p.5
本書は私のこれまでの知見をもとに、みなさんが「脳に悪い習慣」を知り、それをやめることで、脳のパフォーマンスを最大限に発揮できれば、との思いで執筆したものです。
p.20
脳神経細胞がもつ本能は、たった3つです。「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」ーーこれは、脳のなかで周囲の細胞同士がつながり合い、情報処理を存在意義として成り立っていることを考えれば、よくわかります。
p.21
一つ明確にいえるのは、脳の機能を最大限に活かすためには、脳神経細胞がもつ本能を磨くべきだということです。
p.36
一度、A10神経群で、「嫌い」というレッテルがはられてしまうと、脳はその情報に関して積極的に働かなくなります。脳の理解力や思考力、記憶力を高めるには、まず「おもしろい」「好きだ」というレッテルをはらなければなりません。「好きになる力」を養うことは、そのまま「頭をよくすること」であるともいえるのです。
pp.36-37
ここで、大切なのは、苦手なことを避けるのではなく、まずは興味をもってチャレンジしてみることなのです。
〜略〜
では、「チャレンジしたが、やはり苦手だ」というケースではどうすればよいのでしょうか。
たとえば、「いまの仕事が好きになれない」「こんなトラブルには対処できない」という場合はどう対処すべきなのでしょうか。
このようなときは、自分で「この条件において」という前提をおいてみることが有効です。
pp.37-38
仕事でトラブルが起きたときも同様です。「嫌だな」「面倒だな」とうんざりしても、何もいいことはありません。「このトラブルにおいて、自分が最高の解決策を出すんだ」と考え、トラブルの解決に楽しみを見出そうとしてみましょう。
p.39
自分が指導される立場にあるとして、指導者が嫌いだと、A10神経群はその指導内容にも「嫌いだ」というレッテルをはります。つまり、勉強ができるようになったり、仕事で活躍したりするためには、まず先生や上司を好きになることが必要なのです。
p.40
まずは、「こういう人は苦手、嫌い」といった先入観を取り払うよう、意識することです。
p.41
常に「人柄を知っていいところを見つけよう」という姿勢をもち、最初から「きっと好感をもてるだろう」と考えて話を聞くほうが、脳にとっていい結果をもたらすことはいうまでもありません。
p.41
脳のクセのせいで、「違う」が「嫌い」に転化してしまっているだけですから、違うものは違うものとして認めればいいのです。
これは、我慢する、あるいは妥協したり、相手に取り入ったりするという意味ではありません。相手の話をシャットアウトするのではなく、まずは耳を傾け、いったん「なるほど」とその意見を受け止めてみるのです。この「相手の立場に立ち、違いを認める力」が、みなさんの脳を活かすか殺すかを左右するのです。
p.66
自己報酬神経群は、ごほうびへの期待をモチベーションとする機能があることは説明しました。これは逆にいうと、「できた、終わった」と思った瞬間、脳がモチベーションを失うことを意味しています。
つまり、まだ終わっていないのに、「できた」と思ってしまうと、自己報酬神経群が「もうこのことは考えなくてもよい」と判断するのです。
p.66
仕事や勉強をしていて、まだ完全に終わっていないのに、「だいたいできた」と考えることはありませんか?
これは脳に「とまれ!」と言っているようなものなのです。
pp.100-101
「ダイナミック・センターコア」のしくみを知ると、人間の思考とは、くり返し考えることによって高まるものであることがわかります。つまり、すばらしい考えーー独創的なアイデアや新たな発見は、何度も何度も思考することによって生まれるのです。
これは、思考のくり返しによって磨かれたアイデアと、単なる思いつきが、その意義や完成度において、まったく別のものであることを考えてもよくわかります。
もちろん、くり返し考えるといっても、回数さえこなせばいいというわけではありません。適当に考えるのではなく、緻密に理論の隙間がないように詰めていく必要があります。隙間を見つけたら、そこを埋めるように吟味するのです。
p.118
もし考えたことが本当に重要であれば、脳は4日経ってもきちんと記憶していますから、また考え直し始めることができます。しかし、4日経ってみてよく覚えていなかったり、あまりよい考えではなかったと感じたりするなら、それはあまり重要ではなかったということ。他人と意見がぶつかったときや迷いが生じたときは、いったんそれについて考えるのをやめ、4日経ってから改めて考えたほうがよいのです。
ただし、考えをやめる前に、一度考えたことを文章や図にまとめておくようにしましょう。整理し、4日間離れ、戻ってきて考え直すのです。
pp.126-127
スポーツなどで競り負けてしまう場合によく見られるのが、「自己保存」のクセが働きすぎて守りに入ってしまう反応です。選手同士が雪上でせめぎ合うスキークロスのレースなどでは、ぶつかりそうになった後ろの選手がはじかれてしまうことがよくあります。これは、「自己保存」が反応して「危ない」と思うことが原因です。逆に、もし前を行く選手に先に「危ない」と思わせることができれば、後ろの選手に勝機が生まれます。こうしたスポーツで「果敢に、積極的に攻める」ことがよしとされるのはこのためです。
p.140
姿勢が正しく保たれていないと、身体のバランスが崩れてしまい、空間認知能は働きにくくなるのです。正しい姿勢、水平な目線を維持すると、物事を正確に理解したり、身体をコントロールしたりすることがしやすくなります。
p.141
目線を水平にすることが大切なのは、目に入った情報が傾いていると、能がそれを補正しなければならなくなるからです。とくにスポーツにおいては、この補正する時間によって、身体を動かすタイミングにずれが生じるので注意が必要でしょう。
p.142
姿勢を正すコツはいくつかあります。まずは「いつでも真上に飛び上がれる状態」を意識することです。
p.146
また、空間認知能を低下させる習慣としてあげられるのが、字を雑に書くこと。
p.146
文字は、しっかり丁寧に書くことを心がけましょう。線の長さやアキの幅など同じにすべきところをそろえる、角と角を合わせる、線と線の継ぎ目をつなげることなどがポイントです。
p.161
気持ちを共有するには、相手の脳にA10神経群を発火させる情報を与える必要があります。もちろん、情報を発信する人のA10神経群が発火していない状態では、本人の思考が深まらないばかりか、相手の考える仕組みが活発に働くこともありません。
p.162
また、考えや心まで共有するとなれば、自己報酬神経群も同期発火することが必要です。つまり、意思疎通を図ろうとする人たちの間で、「脳にとってのごほうび=脳がうれしいと感じること」が一致していなければならないのです。
p.163
自分の気持ちがなかなか相手に伝わらないという方は、A10神経群で生まれた感情がしっかり表面に出せているかをチェックしましょう。
たんたんと言いたいことだけを言っても、気持ちはなかなか伝わりません。感情を込めて話さなければ、相手のA10神経群を発火させることはできないのです。
p.164
ちなみに、相手の脳に同期発火を起こすには、一つコツがあります。それは、相手のリズムに合わせて話すことです。
私は講演の際、会場で聞いてくださる方の様子を見て、相槌を売っている人の反応と間合いに合わせて話すようにしています。
p.165
人間の脳は、「統一・一貫性」と「自己保存」のクセのため、自分の立場に固執しやすい傾向があります。「相手の立場に立つ」という力は、「仲間になりたい」という本能を磨くことによって、その礎の上に成り立つもの。つまり、相手の立場に立つ力は、「もって生まれるもの」ではなく、「鍛えることでしか身につけられないもの」なのです。
iPhone情報整理術 ~あなたを情報’’強者’’に変える57の活用法! [book]
iPhone情報整理術 ~あなたを情報’’強者’’に変える57の活用法! / 堀 正岳 (著), 佐々木 正悟 (著)
初心者向けの iPhone 活用術が挙げられています。
iPhone をすでにバリバリ使いこなしている人にとっては、新しい情報はないでしょう。
「Chapter01 iPhoneでつくるクラウド・オフィス」では iPhone を使った整理術、「Chapter02 iPhone でゼロストレス仕事術」では iPhone を使ったタスク管理術が解説されています。
単なるウェブサービスの紹介にとどまらず、iPhone とウェブサービスやアプリをどう連携させていけばよいのかといった視点で解説されています。
ただ、Dropbox の有料プランや MobileMe や、有料アプリの Air Sharing や Goog Reader、スキャナ ScanSnap を使った整理術と、とにかくお金がかかるワザが紹介されているので、初心者はできるところから少しずつ試してみるのがよいのでは、と思います。
「02 雑誌をiPhone で買って読む」では、クーリエ・ジャポンのアプリが紹介されているだけで、無理して項目を増やしている感が感じられる部分もあります。
また、「Chapter03 iPhone ユビキタス手帳術」から章のテーマとは無関係のトピックが目立つようになり、以降は、ほとんど iPhone アプリの紹介にとどまっています。
書籍だとどうしても情報が古くなってしまうので、本書で学んだ情報整理術を活かして、自分にあった、ウェブサービスや iPhone アプリを探して、活用してみてはいかがでしょうか。
以下、読書メモ。
p.5
iPhoneを使いこなしているかどうかの一つの目安が、iPhoneを使う以前に比べて少なくとも100倍の情報を持ち歩いているかという点です。
p.16
書類は印刷して持っておく。ファイルはツリー上に分類して整理する。こんな「常識」を疑って、まずは普段使うファイルをすべてiPhoneに入れてしまいましょう。
p.50
こうしたクラウド・オフィスへの移行のしかたですが、書類がたくさんある現実の仕事場を整理するとき、いきなり何もかもをペーパーレスにするのは作業量が多くて負担ですので、初めは20%の最も利用する書類をどこからでもアクセスできるように整備することをおすすめします。目的は紙がないという意味のペーパーレス・オフィスをつくることではなく、必要なものがどこでも見られる、手に入るという状態をつくることなのです。
収入複線化マニュアル [book]
収入複線化マニュアル (光文社ペーパーバックスBusiness) / 藤井 孝一 (著)
本書のメインテーマは、
p.34
本章では週末起業にこだわらず(もちろん週末起業も含みますが)、あなたが自分の実情にあったやり方で収入源を確保するためのガイダンスを提示します。
です。
副業として、アルバイト、ネット副業 (オークション・ドロップシッピング・アフィリエイト)、週末農業、週末起業、不動産投資、株式投資・FX の 6つを挙げ、順にステップアップしていく方法が述べられています。
ただ、アルバイトは副業禁止の会社に勤めている人にとっては明らかに NG だと思いますし、週末農業は収入源と言うよりも趣味の延長のように思いました。
それぞれについて、実行した (している) 人の実例が出てきますが、「○○万円」稼いだといった話が多く、あまり参考になりません。
各章の終わりに参考文献が挙げられているので、自分の実情を 「6つの視点」
視点1 あなたの会社は副業を認めているか?
視点2 どのくらいの時間を割けるか?
視点3 どのくらいの軍資金を用意できるか?
視点4 どのくらいの金額をいつまでに得たいか?
視点5 どこまで本腰を入れて取り組めるか?
視点6 どんな将来像をイメージしているか?
で自己分析し、できるところから始めるのがよいのではないでしょうか。
以下、読書メモ。
p.207
【STAGE1】アルバイト
得られるもの
2つめの給与所得、スキル、経験、人脈
p208
【STAGE2】ネット副業
得られるもの
雑所得 (または事業所得)、見込み客、自分のメディア、IT スキル
p.209
【STAGE3】週末起業
得られるもの
事業所得、自分のビジネス、まとまった資金、投資経験
p.213
【STAGE4】不動産投資
得られるもの
不動産所得 (不労所得)
p.215
最終的に現在の給与所得に加えて、新たな給与所得、雑所得、事業所得、不動産所得といった複数の収入源を確保することを目指します。
p.218
気をつけていただきたいのが、すでに手にした収入源を平行して維持することです。
〜略〜
1つひとつの副業を乗り換えていくのではなく、新しいことを始めても古いものは残しておき、できるだけ多くのことを平行して続けることが重要です。
そのため、いつも省力化、自動化を考えておくことです。本業やアルバイトでは難しいかもしれませんが、ネット副業は、ある程度成功して仕組みさえ作れれば、ほぼ自動的に収入が入ってくるようになります。
週末起業も、同じです。軌道に乗れば、多くの部分を人に任せることができ、ほぼ無人化が可能です。
つまり、取り組んでいるビジネスはできるだけ早く自動化し、そのうえで次のステージに移行するのです。そうすれば、従来のビジネスを断念することなく、次々と収入源を所有することができます。
p.220
成功している人に共通しているのは、「人一倍好奇心が強い」ということです。とにかく、何でも興味を持ち、何でもやってみたいという方が多いのです。
p.220
また、成功している人は「時間効率を高めることに人一倍熱心」です。
p.220
何より、「言い訳をしない」のです。
p.221
そして彼らは、うまく行き始めると「○○さんのおかげです」「ありがたいです」「ついてますね」と、「自分の周囲に感謝をする」のです。
pp.221-222
成功できない人の共通点
* 現状に満足している
* 本業以外の人脈が広がることに重荷に感じる
* 目的が「お金を稼ぐこと」オンリーになっている
* 行動を起こす前に緻密な計画を立てないと安心できない
pp.222-223
成功できない人の口癖
* 「機が熟したらやります」
* 「今度の休みにやってみます」
* 「あとで調べてみます」
* 「会社の名刺ですみませんけど……」
村上式シンプル仕事術 厳しい時代を生き抜く14の原理原則 [book]
村上式シンプル仕事術 厳しい時代を生き抜く14の原理原則 / 村上 憲郎 (著)
ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる [book]
ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる / ジェフリー・A・クレイムズ (著), 有賀 裕子 (翻訳)
導入では、ドラッカーへのインタビューについて書かれていますが、内容の大半はそのインタビューの内容ではないようです。
全般に、著者の目を通してドラッカーの思想や考え方がまとめられています。
著者の視点がワンクッション入っているので、ドラッカー自身の著書とは違った趣で詠むことが出来ます。
以下、読書メモ。
p.68
顧客と接する時間をマネジャー全員に持たせるべきだ。なぜなら、結果はすべて市場しだいなのだから。
pp.69-70
ドラッカーは早くから、自社の事業は何かを見極めるのが大切だが、これは一筋縄ではいかない課題だ、と主張していた。このテーマをめぐっては、さまざまな要因が複雑に絡み合っているが、そのひとつは、「事業の目的を決める力を持つのは顧客だけである」というドラッカーの基本原則に行き着く。ふたたび病院の事例に戻り、この原則を掘り下げたい。ドラッカーはかつて、病院の運営にたずさわる人々と力を合わせて、その病院の使命を定める仕事に取り組んだときの様子について語っていた。これは単純な仕事だと思われるかもしれないが、そうではなかった。たいていの病院は、型どおりに、「医療に尽くすのがわたしたちの使命です」と謡っているが、ドラッカーはそれはただの美辞麗句にすぎないとして、見向きもしなかった。病院事業の本質を見誤っている、というのだ。「病院は医療を提供するのではなく、病気を退治するのが仕事でしょう」
p.102
ドラッカーの自選・六大著書『企業とは何か』(一九四六年)
『現代の経営』(一九五四年)
『創造する経営者』(一九六四年)
『経営者の条件』(一九六六年)
『断絶の時代』(The Age of Discontinuity)(一九六九年)
『イノベーションと起業家精神』(Innovation and Entrepreneurship)(一九八五年)
pp.132-134
ドラッカーが唱えた協調関係を実地に移すには、どういった方法があるだろうか。以下を試してみてはどうだろう。◎従業員に最新の情報を伝える
民主的な職場では、情報を容易に入手できる。働き手はみな、会社の「上のほう」で何が起きているかを知りたいと考えており、上司であるあなたは、部下たちから見れば社内のほかの人々や部門とのパイプ役である。会社や部門の動向をまったく知らず、抜け殻のようになったのでは、最悪である。◎部下に目標を押しつけるのではなく、まずは自分たちで考えさせよう
目標がお仕着せではなく、自分も策定にかかわったものであるなら、部下たちもそれに愛着を抱き、達成に向けて努力しようと考える可能性は高いだろう。◎部下たちと定期的に話し合いを持ち、彼らの組織全体とどう関わるかを伝える
働き手はみな、自分の担当部分が仕事全体のなかでどういった位置づけにあるのかを、知りたいと考えている。二週間に一度ほど、弁当または宅配ピザなどを食べながらチーム・ミーティングを行うと、部下たちの努力が会社の業績とどう結びつくかを伝えるための、よい機会になるだろう。◎直属の部下たちと折に触れて言葉を交わし、率直なフィードバックを与える
部下たちに、仕事ぶりへの評価を知らせよう。コーヒーを飲みながら、まずは強みを褒めるとよい。目標に対してどれくらいの実績をあげているか、話し合いをすると、部下の望みに沿ったフィードバックを与えることができる。
p.140
「成長戦略の第一歩は、どの分野をいかに伸ばすかを考えることではない。『どの分野から撤退すべきか』こそ、最初に考えるべき点である。
p.147
一九八四年には、GEハウスウェアを売却したが、これはトースターやヘアドライヤーなどを製造していたため、アメリカの家庭からもっとも親しまれた部門だった。「アメリカ人の生活になじんだ事業を売るなどということが、どうしてできるのか」と尋ねられると、ウェルチは、「二〇〇〇年には、トースターとCTスキャナとでは、どちらが魅力あるビジネスになっているでしょう」と断固とした口調で切り返した。
p.147
いまわかっていることがらを前提にした場合、この事業にゼロから参入するだろうか。かりに答えが「ノー」なら、「では、いま何をすべきか」と自問しなくてはいけない。調査を重ねるのではなく、行動を起こす必要があるのだ。
p.157
最上位一〇%と最下位一〇%をくらべたところ、「これといって強みがない」とまわりから見られたマネジャーの評価は、組織内の全マネジャーの下位三分の一に沈むことがわかったという。対照的に、ひとつでも強み(あるいは得意分野)があると、下位三四%から六八%へと評価は上がる。そして強みが三つあると、八四%へとはね上がるのだ。ジャック・ゼンガーはこう説明している。「ここからはっきり読み取れるのは、組織内で卓越したリーダーの地位を得るには、三つあるいは四つの分野できわめて優れている、と見られる必要がある。
p.160
強みを活かす七つのヒント
〜略〜
1 ここ二、三年の自分の主な功績をリストアップする。
2 自分が責任を負う仕事を四つから六つほど挙げてみる。
3 背伸びが必要そうな仕事をあえて引き受ける。
4 自分の美点を振り返り、そのあとでまわりの人々の美点を探す。
5 有能な同僚や野心溢れる部下を恐れない。
6 他人の才能をねたまず、一流の人々と付き合う。
7 他人のあら捜しにムダに時間を使うのはやめて、自分の仕事にまい進しよう。
p.169
「リーダーたる者は、『自分は何をしたいのか』ではなく『何をすべきか』を考える。そして、『決定的に重要なそれらの行いのうち、自分に適しているのはどれか』と胸に手をあててみる。不得意な分野で負け戦に挑んだりはしない。必要だが自分には向かない仕事があれば、自分ではなくほかの誰かに任せて、確実にこなしてもらうのだ」
p.176
ドラッカーは、「リーダはその人柄をとおして人々を率い、まわりに模範を示すのだ」という言葉を残しており、早い時期から、人々は学んだり、あとから身につけたりすることはできず、不誠実な態度や行いをしたら、その汚点はけっして消えないと考えていた。「マネジャーの価値は結局のところ、どのようなビジョンを持っているか、あるいは、道義的な責任を果たしているかによって決まる」
p.203
「結局のところ、マネジメントとは、実践なのです。知識ではなく行動こそが本質なのです。理屈ではなく、行動こそが、真価を決めるわけですね。マネジメントは、実績をあげることをとおしてしか、権威や影響力を得られないのです」
p.217
ドラッカーの教えによれば、事業が失敗する最大の原因は、マネジャーが「自社の事業は何か」を鋭く明確に自問しないことだという。しかも、創業時や苦境時にだけこれを自問すればよいわけでもない。「それどころか、事業が軌道に乗っているときこそ、この問いを抱き、徹底的に考え抜くことが最も必要なのだ。そのようなときに、現状に疑問を持たずにいると、坂道を転げ落ちるように業績が悪化するだろう」
p.256
危機に備えるのがリーダーの仕事だ
p.283
ドラッカーによれば、イノベーションが実を結ばない場合、その最大の原因は、うまくいかなかったときへの備えをしてしまうことだという。いわば両面作戦である。言葉の上では熱心なそぶりを見せながら、そのじつ、全力でイノベーションにまい進するのではなく、従来の事業にしがみついたままなのだ。つぎの課題は、新規事業をいかに舵取りしていくかである。新規事業を成功へと導くには、手厚く保護しなくてはいけない。つまり、独立性の高い新組織に任せるのだ。「赤んぼうはリビングルームに放置するのではなく、育児室や保育園でいつくしむ必要がある。新しい概念やアイデアを、中身に関係なく従来の組織に放り込むのは、あまりに危ういやり方だ。なぜなら、将来に向けて事業を育むよりも、日々の問題を解決することの方が、必ず優先されてしまうからである。このため、既存事業の枠組みのなかで新規事業を育てようとすると、将来を切り開く仕事を絶えず後回しにすることになる。新規事業は独立組織に任せなくてはいけない。しかも、既存組織が新しい事業への関心を失うことがないよう、目配りも欠かせない。さもないと、新旧のあいだで火花が散るばかりか、進歩がとまってしまう」
p.290
グローブは『インテル戦略転換』において、戦略の転換点に備えたり、その影響をかわしたりするためのヒントをいくつか紹介している。ひとつには、頼りがいのある凶事の予言者(カッサンドラ)、つまり、「天が落ちてくる、世界の終末は近い」などと怯えてばかりいる偏執狂の言葉に耳を傾けるとよいというのだ。このような極端なものの見方をする人々は、たいていは最前線の仕事にたずさわっており、第三者的な視点を持ちやすい。グローブは彼らこそ、戦略の転換が決定的になる前に、潮目の変化を感じとるのに最適な立場にいる、と考えた。「彼らは一般的に、経営陣よりも変化のきざしに敏感である。なぜなら、社内に閉じこもらず、外を走り回っているため、世の中の風向きを肌身で感じるのだ」。
2009 年 11 月に読んだ本 [book]
今月は 3 冊読みました。
* 年収200万円からの貯金生活宣言 / 横山 光昭 (著)

ref.[2009-11-30-1]
* 本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本 / 内沼 晋太郎 (著)

ref.[2009-11-08-1]

ref.[2009-11-03-1]
年収200万円からの貯金生活宣言 [book]
「はじめに」に
p.4
お金のある人が資産にレバレッジ(てこ)をかけてさらに増やしていくという次元の話ではなく、資産がマイナスもしくはゼロに近い状況にあり、このままではいけないと感じている「お金の問題児」である(かもしれない)あなたといっしょになって家計を立て直し、貯金をするための実践的なアドバイスをお伝えしたいのです。
とあるように、これまで家計簿をつけたこともないような初心者向けの内容になっています。
下記の「お金を貯める8つのステップ」を1つ1つ実践する方法が述べられています。
p.44
1 自分の性格とお金グセを知る
2 無理なくできるお金習慣を考える
3 今の固定支出を疑ってみる
4 貯金目標とお金以外の楽しめる行動目標を持つ
5 今、お金を貯められる環境なのか判断する
6 期間設定と数字で自分を知る
7 90日間での成果をふりかえる
8 とにかく繰り返す!
強い気持ちを持って続けて実行していくというのが、一番の課題になると思いますが、そのための方法やアドバイスについても書かれているので、貯蓄を始めたい、借金を返したいという人は試してみてはいかがでしょうか。
本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本 [book]
本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本 / 内沼 晋太郎 (著)
「本の未来をつくる仕事」と「仕事の未来をつくる本」という 2 つの主題について、それぞれ、表面から真ん中に、裏面から真ん中に、と向かって読み進めていく、両A面を目指したという面白い体裁の本です。
「本の未来をつくる仕事」の方は、カラー写真ありで、著者がこれまで行ってきた本を売る企画が紹介されています。
一時的な企画ですでに終わってしまったものや、発展途上のものが多いように感じたので、こちらは流しました。
「仕事の未来をつくる本」の方は、自分のやりたいことがお金をもらうことではない人向けに書かれた仕事に対する考え方です。
考え方自体は、まずはお金を稼ぐ仕事もしながら、自分のやりたいことを無料または安価で始めて、軌道に乗せていきましょうというもので、「週末起業」の考え方と似ています。
著者のように、バイトをしながら、自分の好きな分野で知名度を上げていくというのは、なかなか難しいと思いますが、参考になる部分はあると思います。
以下、読書メモ。
p.14
まずは、ラーメンとは関係ない仕事でお金を稼ぎつつ、自分で考えた「お金をもらわないでラーメンを食べる仕事」をやる。これを「自分のやりたいこと」に基づいて考えます。そしてその「お金をもらわない仕事」のほうを「あまり他で見たことも聞いたこともないもの」にして、それをなるべく「強度」や「影響力」のあるものにします。
p.18
最初はあえて、よく聞かれる「やりたいこと」という言葉をつかいましたが、ぼくがすすめるのは「なりたい感じのイメージ」をもつことです。どういう場所にいるか、どういう人と話しているか、どういうことを考えているか。誰々みたいな感じ、とか、誰と誰と誰を足して3で割った感じ、とかでもかまいません。
p.22
要は、自主的に、誰にも頼まれてもいないことを、目的を持ってやるということです。ただし、それは「お金をもらわない」とはいえあなたの「仕事」なので、「ただの趣味」にはならないようにしなければいけません。
p.23
「お金をもらわない仕事」は、そういう「あったら面白い」から生まれた、「外側」に向かったものです。そういうものは「あったら面白がられる」ものでもありますから、うまくいけばあなたは「なにものか」になることができます。そこが、「ただの趣味」と違います。
p.33
「お金をもらわない仕事」で「なにものか」になるのに一番わかりやすい方法は、メディアに取り上げられることです。そこでお薦めしたいのは、最初から記事になりやすいように考えておくことです。
p.52
さきほど文章、デザイン、ウェブが「三種の神器」だと書きましたが、この3つはできれば、すべてある程度できたほうがいいです。ただし、独学で構いません。高いお金を払って学校に行ったり、何年もかけて身につけたりするのは、それでプロになる人のためのやり方で、ぼくが今回イメージしているのは、まずはあくまでその「にせもの」になることです。
影響力の武器 実践編「イエス!」を引き出す50の秘訣 [book]
「影響力の武器 第二版 なぜ、人は動かされるのか」 で示された 6つの原理、返報性、一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性について、より多くのテクニックや例が書かれています。
「影響力の武器 第二版 なぜ、人は動かされるのか」 と重なる例もありますが、50 もの豊富な例でより理解を深めることができます。
本書だけ読んでもある程度楽しめると思いますが、「影響力の武器 第二版 なぜ、人は動かされるのか」 を読んだ後に、本書を読むと、より楽しめると思います。
まさしく「実践編」として良くまとまっていると思います。
以下、読書メモ。
p.12
みんなが無関心だから戻ってきた。この言い回しは、どのようなメッセージを視聴者に伝えているでしょうか。この広告は、ポイ捨て行為は禁じられているにもかかわらず、実際にもたくさんの人が行っていると言っています。ポイ捨てが、絶対許されないと伝えること自体には問題はありませんが、それが日常茶飯事なのだと示してしまうと、ポイ捨てに強力な社会的証明を与えてしまうことになります。
p.18
こちらのメッセージを最大限説得力のあるものにするには、相手を前のコミットメントから解放するとともに、前の判断は誤りだったという見方を避ける必要があります。恐らくいちばん生産的な方法は、以前の相手の判断を褒めて「その時点では」間違っていなかったと伝えることでしょう。「そのとき得られた根拠と情報からすれば」以前の選択肢は正しかったと指摘することで、相手が昔のコミットメントに縛られず、また、面子を失ったり一貫性を欠いたりせずに、新しい提案に注目するよう促せるのです。
p.79
あなたが恩を施してあげた人よりも、あなたに恩を施してくれた人のほうが、頼みを聞いてくれるものだ
p.118
相手からの信頼を高めることを第一に考える場合は、両面的なメッセージでどのような欠点を伝えるかはさして問題ではありませんが、レストラン、商品、自分の資格など、特定の対象に対する好感度を上げたい場合は、短所には必ずそれに関連した長所を組み合わせて示す必要があります。実例を挙げてみましょう。一九八四年にアメリカ大統領ロナルド・レーガンは再選に向けて立候補しましたが、有権者の間では二期目を務めるには高齢過ぎるのではないかという懸念が取りざたされていました。対立候補ウォルター・モンデールとの大統領候補討論会の際に、レーガンは自分が高齢であることを認めたうえでこう述べたのです。「この選挙キャンペーンでは、私が年齢を問題にするつもりはないことも分かっていただきたい。政治的な目的のために、相手の未熟さや経験不足に付け込む気はないのでね」。
p.154
試飲テストの段階では、買おうとしても手に入らなかったのはニュー・コークのほうだったので、サンプルがどちらなのかが分かっているテストでは、普通なら入手できないものが特に強く好まれたのです。しかし、後に同社が旧製法を新製法に切り替えると、今度はオールド・コークが手に入らなくなったため、そちらが好まれるようになったわけです。
2009 年 10 月に読んだ本 [book]
今月は 3 冊読みました。

ref.[2009-10-29-1]
* ずっとやりたかったことを、やりなさい。 / ジュリア キャメロン (著), Julia Cameron (原著), 菅 靖彦 (翻訳)

ref.[2009-10-28-1]
* お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方 / 午堂 登紀雄 (著)

ref.[2009-10-27-1]
自己資産は自分で守りなさい [book]
ほとんどが、投資や国際分散投資についての啓蒙です。
期待していた国際分散投資の実践的な内容については「第七章 国際分散投資の実践方法」の24ページだけで、残念でした。
しかし、具体的な海外の銀行や証券会社が紹介されていて、国際分散投資の足がかりにはなります。
以下、読書メモ。
p.62
投資をするのが楽しくなると同時に、できるだけ投資に資金を繰り入れたくなり、今までのお金の使い方を見直して、無駄を極力減らすようになりました。
p.129
中・長期の投資では、上がった、下がったという値動きよりも、もっと重視していることがあります。それは「投資をした時点で想定した値動きの幅の中に入っているかどうか」です。
p.131
つまり、国際分散投資においては、損切りではなく、投資を始める時点での想定と違った結果が出たときに手仕舞いをします。
損失が出ているときに手仕舞えば、かたち上は損切りしたのと同じことですが、損失が出たから手仕舞いしたのではなく、投資をした時点での想定と違った結果になったから手仕舞いするのです。
だからこそ、投資をする時点で、これからの値動きをいくつかのケースを想定しておくことが求められます。
p.141
その中で信頼性があるといえるのが、「ロイター」のサイト情報です。ロイターは世界の金融機関等に金融情報を提供している会社です。ロイターの情報なら、情報を選別させていないというインターネット上の利点を持ちつつも、情報の信頼性は高いです。
p.142
一番のお勧めは、アメリカの「ヤフーファイナンス」のサイトです。アメリカのヤフーファイナンスでは、アメリカだけでなく世界各国の株式情報が入手できます。
p.149
特にこだわりがないなら、「HSBC香港」か「シティバンク香港」をお勧めします。アジアの金融センターである「香港の銀行」に口座を開設するのです。どちらの銀行も、窓口に行かなくても必要な書類を送付すれば口座を開設できます。
pp.152-153
アメリカの証券会社なら、イートレード証券とファーストレード証券、香港ならBOOM証券とKGI証券。なお、KGI証券には日本語を話せる担当者がいます。
これらの証券会社は、日本人が口座を開設するのが簡単で、株式やファンドの売買がインターネットを通じて行える証券会社です。
p.154
シティバンク銀行なら、振込先を登録すればネットバンキングで日本の銀行口座に振り込みをするのと同じ感覚で海外送金ができます。
ずっとやりたかったことを、やりなさい。 [book]
ずっとやりたかったことを、やりなさい。 / ジュリア キャメロン (著), Julia Cameron (原著), 菅 靖彦 (翻訳)
タイトルの訳がいまいちな気がしますが、原書タイトルは「The Artist's Way」です。
要するに、自分の内に秘めたアーティストがやりたいこと、昔やりたかったのに日々忙しく生活していく中で、忘れてしまったこと、あきらめてしまったことを、やってみませんか、という内容です。
確証には12週間で行う課題が設定されています。
そのベースになるのが、モーニング・ページとアーティスト・デートです。
モーニング・ページは朝に 3ページ自分の思いをそのまま書き綴っていくという作業です。
考えて書くのではなく、思いついたことをそのまま書いていきます。
アーティスト・デートは、週1回、2時間は自分の内なるアーティストとデートをしよう、言い換えると、自分の創造性を伸ばすようなインプットをしましょう、ということです。
ややスピリチュアルな感もありますが、モーニング・ページを試してみました。
初めは考えてしまい、3ページ書くのに50分くらいかかってしまいました。
朝の 50分を使うのはとてもヘビーですが、Amazon の評価がよいものばかりなので、しばらく試してみようと思います。
以下、読書メモ。
pp.25-26
モーニング・ページとはなんだろう?ひと言でいうなら、三ページほどの手書きの文章であり、意識の流れをありのままにつづったものだ。
ーーああ、また朝がきた。何も書くことがない。カーテンを洗わなくっちゃいけない。昨日、クリーニングに出した服を受け取ったっけ?くだらない……。
もっとくだけた言い方をするなら、それは「脳の排水」と呼んでもいいかもしれない。脳の中を掃除することが目的だからである。
モーニング・ページには間違った書き方というものはない。
p.28
モーニング・ページは文字どおり、私たちを向こう側に連れていってくれるのだ。私たちの恐怖や否定性、気分の向こう側である。私たちは、検閲官の戯言が届かないところに、自分自身の静かな中心を見出すのだ。
p.33
しかし、実際のところアーティスト・デートとはなんだろう?アーティスト・デートとは、あなた自身の創造的な心(それを本書では、内部のアーティストと呼ぶ)を育むために特別に確保される、週二時間ほどの時間のかたまりである。基本になるのはそのものずばり、デートだ。とはいっても、連れがいるわけではない。それは、あなたと内部のアーティスト、すなわち自分の内部にいる創造的な子どもとのデートなのだ。つまり、恋人も、友人も、伴侶も、子どもたちとも無縁だということである。
p.34
あなたの中のアーティストは子どもである。親と過ごす“時間”のほうが、費やされる”お金”よりも重要なのだ。大型雑貨店に行く、ビーチへのひとり旅、ひとりで見る古い映画、水族館やアートギャラリーに足を運ぶ……どれも時間がかかるがお金はそうかからない。大切なのは時間をかけることなのである。
p.100
その意味で、「楽にやる」ことが創造性を育む鍵になる。毎朝、三ページのモーニング・ページを書き、一日に一つ、自分自身にやさしいことをする。これを守れば、心が少しずつ軽くなっていくだろう。
ささいなことでいいから、具体的な方法で自分自身に親切にするよう、心がけてもらいたい。冷蔵庫やクロゼットを見てみよう。素敵な食事をしているだろうか?靴下は充分あるだろうか?余分なシーツは?新しい家の植物はどうだろう?古くなった服の一部を処分していたら?何もかもとっておく必要はないのだから。
p.106
たいていの人にとって、「大丈夫」は覆いをかける言葉だ。それはあらゆる種類の動揺に覆いをかけるが、その裏には喪失感が隠れている場合が多い。
p.130
ほとんどの人は、自分のやりたいことを断念することで、いい人間であろうとする。その結果、自らの創造性から離れてしまうが、「自分はいいことをしているのだ」という偽りの精神性を培っていく。これを私は善人の罠と呼んでいる。善人の罠は、自己否定の一つにすぎない。世間体を保ちたい、大人でありたいという衝動はアーティストをだめにし、終わらせることさえあるのだ。
p.154
私たちは何かをひねり出すことがアートだと考えるが、じつはそうではない。逆に、すでにあるものに触れ、それを原稿用紙や大理石といった素材に「降ろす」のがアートという行為なのだ。このことはアートについて考える場合、きわめて重要な意味をもっている。
何かをひねり出そうとするとき、私たちは自分の手の届かないところにあるものに手を伸ばそうと懸命になっている。一方、何かを「降ろそう」とするときには、努力も緊張もしない。私たちは何かをするのではなく、受け取るのだ。実際に手を下しているのは自分以外の人や物である。そんなとき、私たちは聞くことに専念する。
p.176
私が現在、メジャーの長編映画を任せられるまでになったのは、「なぜ私がこんな目にあわなきゃならないの?」ではなく、「次にどうしよう?」と自問しつづけてきたからにほかならない。
p.183
ほとんどの場合、「手順を踏む」ためにすべきことは、ほんのささいなことである。絵筆を洗う、画材店で粘土を買う、演技指導クラスの広告が載っていないかどうか地方紙をチェックする……。私の経験では、あなたの創造性を伸ばすためにとれる行動が、毎日、かならず一つはある。そうした日々のささやかな行動が手順を踏むことになるのだ。
p.185
詩人のセオドア・ローザックが書いているように、「私たちはどこに行かなければならないかを、行くことによって知る」。コツコツと手順を踏んでいくと、わざわざ大きな変化を生み出そうとする必要はないと分かってくる。大きな変化は、小さな変化の積み重ねによって自然に生じるからだ。
p.222
私たちはなによりも、今日は執筆がどれだけはかどったか、締め切りに間に合うように原稿を郵送したか、知り合いの輪を広げる努力をしたか、といったことをしっかり自分に確認しなければならい。ところが、他人との競争に心を奪われてしまうと、自分の足元が見えなくなってしまうのだ。挙げ句の果てに、自分が後れをとっている言い訳を探すようになる。
p.233
すぐれたアーティストかどうかは、初心に立ち戻る勇気をもっているかいないかで決まる。ある分野の巨匠と目されている私の友人は、あるとき何年も先の仕事までびっしりと埋まってしまっている状況に気づいた。彼は人のうらやむほどの高給を取っていたが、アーティストとしては決して好ましい状況ではないと思った。三年ごしのプロジェクトにしても、最初のころと同じような情熱で取り組めるか、正直言って自信がなかった。そこで、彼は損を覚悟で仕事を減らし、リスクは大きいがアーティストとしてためになる仕事に精を出しはじめた。もちろん私たちがみな、金のなる木を捨ててまで、自分の創造性に賭ける勇気を奮い起こせるかどうかはわからない。だが、努力することはできる。せめて、そうした心意気だけはもちたい。アーティストは旅人のようなものである。世俗的な価値観にどっぷりつかり、地位や身分にばかり心を奪われると、内的な導きにこたえることができない。
p.234
成功したアーティストにとって重要なのは、未来を抵当に入れないことである。大金が得られるから、二年間、あまり気乗りがしない仕事をするのは、かなり高い買い物だと肝に銘じておくべきだろう。
p.234
内なるアーティストを無視すると、その代償がすぐに外側の世界に現れる。創造行為が機械的になって生気を失い、創造が少しも楽しくなくなる。その結果、作品の魅力も失われ、経済的にも下降線をたどらざるをえない。
pp.245-246
私たちは、アイディアが植物のようにゆっくりと成長するのを見守ろうとせず、何かにつけていじりまわしたがる。だが、操作しようとすればするほど、本来の創造のプロセスから離れていく。創造は物事を操作することによってではなく、ありのままに物事を受け入れることによって可能になるのだ。
p.246
私は脚本の書き方を教えるクラスをもっているが、脚本の中盤で行き詰まった生徒がいると、なんでもいいから、家事をするようにすすめている。すると、たいていの生徒は、とまどい、なぜそんな平凡なことをしなければならないのかと腹を立てる。けれども、縫い物などはじつは、脚本の構想を練るのにうってつけなのだ。
私が生徒たちによくすすめるもう一つの趣味は、ガーデニングである。
お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方 [book]
お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方 / 午堂 登紀雄 (著)
骨子は、ケチらないでお金を使おう、ただし、無駄に使わず、生き金として使おう、自己投資を行おう、という内容です。
それぞれの項目については個人によって賛否両論ありそうですが、すべてを鵜呑みにするのではなく、気になったものから試してみてはいかがでしょうか。
以下、読書メモ。
p.31
「その出費は自分に何をもたらしてくれるのか」「自分はいったいどういう価値にお金を払っているのか」を面倒くさがらずにいちいち立ち止まって考えてみることが大切です。
p.67
自己投資を考える際は、モノよりも経験にお金を使うことを意識してみましょう。
歌舞伎や能を鑑賞して日本の文化を感じる、高級ホテルに宿泊して一流の接客を受ける、茶道や華道を習って守・破・離の教えを体感する、ダンスや演技を習って体で感情を表現することを学ぶ、格闘技などのような極限まで体を酷使するスポーツを体験してみる、休暇を利用して短期留学をしたり、海外をヒッチハイクで放浪したり……、自分が経験して、そこから何かを感じるかに意識を向けてみるのです。
p.115
お金を儲けるのはそう難しくはありません。先に相手を儲けさせてあげればいいのです。
p.116
報酬というのはあくまで、「相手に喜んでもらった対価としてあとからついてくるもの」です。
p.197
感動は魂のごちそうともいわれ、脳に最も刺激を与えるのだそうです。それが脳を活性化させ、新しいアイデアやスケールの大きな発想につながるのであれば、感動をもたらしてくれるものにお金を使おうと意識してみたいものです。
2009 年 9 月に読んだ本 [book]
今月は 5 冊読みました。
* 会社を辞めずに年収を倍にする! ノーリスクな副業・起業・独立のためのパーフェクトガイド / 藤井 孝一 (著)

ref.[2009-09-30-1]
* あたりまえだけどなかなかできない 33歳からのルール / 小倉 広 (著)

ref.[2009-09-28-1]
* ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 / ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳)

ref.[2009-09-18-1]

ref.[2009-09-11-2]
* さあ、才能(じぶん)に目覚めよう あなたの5つの強みを見出し、活かす / マーカス バッキンガム (著), ドナルド・O. クリフトン (著), 田口 俊樹 (翻訳)

ref.[2009-09-06-1]
会社を辞めずに年収を倍にする! ノーリスクな副業・起業・独立のためのパーフェクトガイド [book]
会社を辞めずに年収を倍にする! ノーリスクな副業・起業・独立のためのパーフェクトガイド / 藤井 孝一 (著)
Q&A 形式で、副業・起業・独立のための Tips が書かれています。
無理矢理作った Q ではなく、また内容も具体的なため、分かりやすく、ためになります。
ベースは、著者が以前から提唱している「週末起業」です。
勤めながら「週末起業」して、低リスクで稼ぐ仕組みを作っていくことが提案されています。
プラス「覚悟」「度胸」「家族の同意」があって始めて、独立・起業できるという主張です。
考え方に関する提案のほかに、会計や法律の勉強方法も紹介されており、参考になります。
以下、読書メモ。
p.38
いったん「Aの分野ならあの人に」という存在になれれば、相手との関係が壊れない限り、いつまでもAの分野で仕事をいただくことができます。では、そういう存在になるためには、どうすればいいのでしょう。
〜略〜
「あのお客さんにとっての専門家になろう」と意識することです。
私がお願いしている税理士さんは、税法の改正があると、こちらから尋ねなくても「ここが変わりましたよ」と教えてくれます。こういうことができるのは、その税理士さんが「藤井が税金で頼れるのは自分だけだ」という意識を持っているからだと思います。
p.117
簿記二級ぐらいのレベルで十分ですので、最低限の会計の知識は身に付けておいてください。
p.118
私は、他の人の事業計画を見るときも、自分でいろいろなアイデアを思いついたときも、「誰に・何を・どう売るか」を考えるのが習慣になっています。これは、マーケティングを学ぶ過程で習得した私のフレームワークです。この三つをしっかり考えて、ツボを押さえておけば、確認するポイントを外すことはまずありません。
p.119
会計やマーケティング以外では、法律についての知識も最低限必要になります。どんな業種にも通じるものとしては、個人情報保護法や著作権法、また訪問販売法や特商法(特定商取引に関する法律)についても基本的なことは知っておいたほうがいいでしょう。
あたりまえだけどなかなかできない 33歳からのルール [book]
あたりまえだけどなかなかできない 33歳からのルール / 小倉 広 (著)
「33歳」という数字には、大きな意味はありません。
大学を卒業後、10年の節目を迎える歳というだけです。
内容から、30代全般の読者に向けて書かれているように思いました。
著者の主張、述べたいことが前面に出ているからか、会話調の文章が多いです。
が、読みにくいということはありませんでした。
40代以降の人生をよりよいものにしていくための基礎作りの羅針盤として、共感できるルールから試してみると良いかもしれません。
ただ、タイトルにもあるとおり「あたりまえだけどなかなかできない」ので、そこをうまく回していく仕組みが必要です。
以下、読書メモ。
p.22
「だって過去は変えられないじゃないですか。だったらそれはすべて良かったことにした方がいいんです。過去を活かすかどうかは自分で決められる。だから、過去に起きたことはすべていいことなんです。神様が何かを教えてくれているんです」
p.45
ノーブレス・オブリージュという言葉を覚えた。「高貴なるもの故のより高い責務」それが言葉の意味だった。つまり、位の高いものほど自分に厳しくあるべきだ、というフランスの言葉である。
p.72
「人生で最も大切なことは、最も大切なことを最も大切にすることである」
p.91
「小倉さん、睡眠時間が3時間でも平気になるコツがあるんですよ!」と。〜略〜「どんなに疲れていても、寝る前に必ずお風呂で湯船につかるんです。シャワーだけで済ませちゃいけません」。
〜略〜
そうすると眠りの深さが変わるんです。ぐっすり深く眠る。そうすると3時間で平気になるんです!
p.101
リーダーの欠点を笑う前に、こっそりと欠点を補ってあげるのだ。そしてリーダーの強みを引き出す。それがチームにとって最大の貢献になるからだ。
p.127
「相手のために」をやめて、「相手の立場に立つ」努力をしよう。こんなことを言ったら相手はどう思うだろうか?と。ポイントは「相手は」どう思うか?だ。
p.166
これから仕事が伸び盛りの人は不動産を買っちゃダメなんですよ。なぜかというと、その物件に縛られる。物件以上の男になれないんですね、
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 [book]
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 / ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳)
農耕社会、産業社会、情報化社会の次に来る波を予測し、解説しています。
その波とは、「コンセプチュアル社会」だそうです。
その社会を生きるには、「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」といった新しい思考やアプローチが必要とのこと。
さらには、「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」といった資質を身につけるにはどうすればよいかといったことについても書かれています。
キーワードとしては、調和、共感、デザイン、右脳など。
以下、読書メモ。
pp.14-15
つまり、「第一の波(農耕社会)」は、アルゼンチンやオーストラリアが圧倒的に強い。日本のように農作物輸入を規制しているところは、農民も何とか食べているが、それは納税者の犠牲の上において成り立っているわけであり、早晩持ちこたえられなくなる。
「第二の波(産業社会)」は、世界の生産基地となった中国が持っていってしまった。ロボットもその一部で、いまでは、「介護ロボット」までつくるというところまできている。
して、「第三の波(情報化社会)」は、インドが世界のメイン舞台だ。これに中欧、アイルランド、オランダ、フィリピン、モーリシャス、マレーシアといった意外な国々が続いている。
こうなると、「われわれは、これからどうやって飯を食っていったらいいんだ」ということになる。つまり、「第三の波」は、いまや個人の安穏な生活を保障してはくれない。知的労働者といわれる人たちでさえも、インドやコンピュータの脅威にさらされているのである。
では、どうしたらいいのか。
そこで、「第四の波」のことである。
「第四の波」というのは、ピンクによれば、要するに、「情報化社会」から「コンセプチュアル社会」、つまり、既成概念にとらわれずに新しい視点から物事をとらえ、新しい意味づけを与えていくという流れだ。
p.18
ベートーヴェンの音楽は「理屈」であり「左脳型」なのだ。
p.19
一方、モーツァルトは純粋無垢だ。
〜略〜
この音楽を聴いている人も右脳が純粋に刺激されていく。
〜略〜
だから、ボケッと聞くなら、モーツァルトを流しているのがいちばん良いということだ。
p.20
本当にすごい人というのは、右脳からアイデアを出させて、左脳で評価することができる。「必要条件」が右脳から出てきたら、それが「十分条件」かどうかを左脳で判断する。
p.27
本書では六つの重要な資質について考える。
私はこれを「六つのセンス(感性)」と呼んでいるが、仕事上の成功を収められるか、生活に満足を得られるかは、この「六つのセンス」に大きく左右されるようになる。
「六つのセンス」とは、デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがいだ。
p.28
その新しい時代を動かしていく力は、これまでとは違った新しい思考やアプローチであり、そこで重要になるのが「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」である。
「ハイ・コンセプト」とは、パターンやチャンスを見出す能力、芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力、人を納得させる話のできる能力、一見ばらばらな概念を組み合わせて何か新しい構想や概念を生み出す能力、などだ。
「ハイ・タッチ」とは、他人と共感する能力、人間関係の機微を感じ取る能力、自らに喜びを見出し、また、他の人々が喜びを見つける手助けをする能力、そしてごく日常的な出来事についてもその目的や意義を追求する能力などである。
pp.102-103
1. 他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか
2. コンピュータなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか
3. 自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか1と2の答えがイエス、あるいは、3の答えがノーだとしたら、あなたが抱える問題は深刻だ。
p.103
大いに発展したハイテク力を、「ハイ・コンセプト」と「ハイ・タッチ」で補完する必要がある。
p.120
豊かさ、アジア、オートメーションに翻弄されている世の中では、「左脳主導思考」は必要ではあるが、もはやそれだけでは不十分であり、私たちは、「右脳主導思考」に磨きをかけて、「ハイ・コンセプト、ハイ・タッチ」の資質を身につけなければならない。
対価の安い海外のナレッジ・ワーカーにはこなせず、処理能力の速いコンピュータにもできない仕事、また、豊かな時代における美的感覚と感情的・精神的要求を満たせるような仕事を行わねばならないのだ。
pp.122-124
1 「機能」だけでなく「デザイン」
商品やサービス、あるいは、体験やライフスタイルにおいても、もはや単に機能的なだけでは不十分だ。外観が美しく、感情に訴えかけてくるものを創ることは、今日、経済面において不可欠なことであり、個人のためにもなることである。2 「議論」よりは「物語」
情報とデータがあふれた今日の生活では、効果的な議論を戦わせるだけでは十分ではない。必ず、誰かがどこかであなたの議論の盲点を突き、反論してくるからだ。説得やコミュニケーション、自己理解に肝心なのは、「相手を納得させる話ができる能力」なのである。3 「個別」よりも「全体の調和」
「産業の時代」と「情報化時代」の大半を通じて、何かに焦点を絞ったり、特化したりすることが重視されてきた。だが、ホワイトカラーの仕事がアジアへ流出し、ソフトウェアに取って代わられるようになるにつれ、その対極にある資質に新たな価値が見出されるようになった。それはバラバラなものをひとまとめにする能力で、私が「調和(シンフォニー)」と呼んでいるものだ。今日、最も重視されるのは、分析力ではなく総括力、つまり全体像を描き、バラバラなものをつなぎ合わせて印象的で新しい全体像を築き上げる能力である。4 「論理」ではなく「共感」
論理的思考力は、人間に備わった特徴の一つである。だが、情報があふれ、高度な分析ツールのある世の中では、論理だけでは立ち行かない。成功する人というのは、何が人々を動かしているかを理解し、人間関係を築き、他人を思いやる能力のある人である。5 「まじめ」だけでなく「遊び心」
笑い、快活さ、娯楽、ユーモアが、健康面でも仕事面でも大きな恩恵をもたらすということは、数多くの例により証明されている。もちろん、まじめにならなければならない時もある。だが、あまり深刻になりすぎるのは、仕事にとっても、満足の行く人生を送るためにも、悪い影響を及ぼすことがある。「コンセプトの時代」では、仕事にも人生にも遊びが必要なのだ。6 「モノ」よりも「生きがい」
私たちは、驚くほど物質的に豊かな世界に住んでいる。それによって、何億もの人が日々の生活に苦しむことから解放され、より有意義な生きがい、すなわち目的、超越、精神の充足を追い求められるようになった。
p.129
デザインは、古典的な全体思考能力だ。ヘスケットの言葉を借りれば、「実用性」と「有意性」の組み合わせである。
コマーシャルデザイナーは、読みやすいパンフレットを手早く作り上げる必要がある。これが「実用性」である。
だが、パンフレットとして最大の効果を上げるには、言葉では表現しきれないアイデアや情感を読む人に伝えなくてはならない。これが「有意性」である。
pp.158-159
カリム・ラシッドにアドバイスを求めたところ、「カリマニフェスト」とも言える彼のモットーを教えてくれた。生活とデザインに関する指針が五〇のポイントにまとめられているものだが、そのうちのいくつかを紹介しておこう。
1 専門的になるな。
5 ものを作り出す前に、そのアイデアやコンセプトがオリジナルのものなのか、それには本当に価値があるのかどうかを自問してみること。
6 自分が経験してきた仕事についてすべて理解し、その上で何か新しいものをデザインする時には、前のものは全部忘れてしまうこと。
7 「やれたはずなんだけど」とは決していわない。それは、やらなかったことだからだ。
24 モノではなく、「経験すること」にお金を使え。
33 「普通」というのはいいことではない。
38 世の中には三種類の人間がいる。文化の創造者、文化の消費者、文化など意に介さない人。最初の二種類の人間のどちらかになるようにする。
40 一つのことにこだわらず、広く物事を考える。
43 生活で最も重要なのは「経験」である。そして、アイデアの交換や他人との触れ合いこそ、本来の人間のありかただ。場所や対象物によって、経験の印象が強まったり、台無しになったりすることがある。
50 今この場が、私たちにとってすべてである。これらの言葉は、数多くの作品を生み出し、世界で最も多彩で、高い評価を得ているデザイナー、カリム・ラシッドからの引用である(詳細は www.karimrashid.com を参照)。
p.170
事実というのは、誰にでも瞬時にアクセスできるようになると、一つひとつの事実の価値は低くなってしまうものなのだ。そこで、それらの事実を「文脈」に取り入れ、「感情的インパクト」を相手に伝える能力が、ますます重要になってくるのだ。
そして、この「感情によって豊かになった文脈」こそ、ものを語る能力の本質なのである。
p.205
シンフォニーとは、バラバラの断片をつなぎ合わせる能力である。
「分析する」というよりも「統合する力」であり、「一見、無関係に思える分野に関連性を見出す力」、「特定の答えを出す」というよりも「広範なパターンを見つける力」、そして「誰も考えなかったような要素の組み合わせから新たなものを創造する力」なのだ。
p.225
「一般人と卓越したリーダーとを分かつものは、一つの認知力でしかなかった。それは、パターン認識力だ。全体像をとらえて考えることで、周囲を取り巻く多種多様の情報から意義のあるトレンドを選び出し、将来に向けての戦略的思考ができるのである」
2009 年 8 月に読んだ本 [book]
今月は 6 冊読みました。

ref.[2009-08-29-2]
* デジタルネイティブが世界を変える / ドン・タプスコット (著), 栗原 潔 (翻訳)

ref.[2009-08-29-1]
* ダイエットに成功する人は、なぜ仕事もうまくいくのか? / はまち。 (著)

ref.[2009-08-23-1]

ref.[2009-08-21-1]
* 影響力の武器 第二版 なぜ、人は動かされるのか / ロバート・B・チャルディーニ (著), 社会行動研究会 (翻訳)
![影響力の武器 [第二版] なぜ、人は動かされるのか](image/09-08-20-001.jpg)
ref.[2009-08-20-1]

ref.[2009-08-19-1]










