第二回落語大秘演會 伊藤園 笑福亭鶴瓶 JAPAN TOUR 2009-2010 WHITE ファーストシーズン [レジャー]
知らなかったのですが、[2007-10-27-2] に歌舞伎座に観に行った『鶴瓶のらくだ』は第一回目の落語大秘演會だったのですね。
今回はその第二回です。
ファーストシーズンとセカンドシーズンの二期に分け、JAPAN TOUR の文字通り全国を縦断して行われます。
今日は、ファーストシーズンの東京ラウンドの最終日で、ゲストは上方落語協会会長 桂三枝さんです。
タイムテーブルはこんな感じでした。
18:00-18:17 オープニング。鶴瓶さんの立ち話
18:17-18:46 スクリーン映像 (写真) による三枝さんと鶴瓶さんの経歴紹介、その後、鶴瓶さんの私落語「青木先生」
18:46-19:14 桂三枝さんによる創作落語「赤とんぼ」
19:14-19:30 中入り
19:30-19:52 桂三枝さんによる創作落語「メルチュウ一家」
19:52-20:42 鶴瓶さんによる古典落語「たち切れ」
「青木先生」は『鶴瓶のらくだ』でも観ましたが、2回目でストーリーがわかっていても、まったく飽きることなくおもしろいです。
続いて、桂三枝さんによる創作落語「赤とんぼ」。
童謡好きの部長とそれに付き合わされる社員のお話。
鶴瓶さんが、「三枝さんはこれまで 210 の創作落語を作っていて、その全部がおもしろい。」と言っていたことがよくわかりました。
こんな大御所に、こんなことを言うのは失礼かもしれませんが、とにかくおもろいです。
ストーリーの流れ、あいだに挟む小ネタ、そのすべてが計算され、一体感を持って 1 つの作品になっているように感じました。
歌もうまかったです。
中入りを挟んで、桂三枝さんによる創作落語「メルチュウ一家」。
おじいちゃんが家の電話に出ず、心配なのでケータイを持たせ、メールを教えるという話。
ケータイを痛烈に皮肉りながら、誰もがあるある、と感じられる内容です。
中入りを挟んだものの、自分の独演会ではないのに、同じ客に 2席連続というのはやりにくいような気もしますが、こちらもウケにウケていました。
最後は、鶴瓶さんによる古典落語「たち切れ」。
オチがわかりにくいと言うことで、あらかじめオチを説明するという大胆な始め方でした。
こう言うと誤解があるかもしれませんが、笑いはほとんどなしの聴かせる落語でした。
場内がシーンと聴き入っている雰囲気で、ワハハ、ガハハのおもしろさとは違う楽しみがありました。
相変わらず噛みますが、それは味ということで。
2 時間 40分、大満足の完璧な公演だったと思います。
セカンドシーズンも楽しみです。
入場時に配られたパンフレットにセカンドシーズンの東京公演来場者チケット先行予約 URL があったので、早速抽選に申し込みました。
本題とは外れますが、畜生にはやる、人間にはあげる、一本立ちの由来、など勉強にもなりました。