2011年 6月に読んだ本 [book]
今月は 5冊読みました。
ref.[2011-06-30-1]
* 拝金 / 堀江 貴文 (著), 佐藤 秀峰 (イラスト)
ref.[2011-06-18-1]
ref.[2011-06-17-1]
* モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方 / 堀 正岳 (著), 中牟田 洋子 (著)
ref.[2011-06-13-1]
* 公認会計士が教える年収の4割を貯蓄する方法 / 森安理恵 (著)
ref.[2011-06-12-1]
新・片づけ術「断捨離」 [book]
考え方は参考になりますが、Amazonのレビューによるとカレン・キングストン著の「ガラクタ捨てれば自分が見える 風水整理術入門」のパクリのようです。
となれば、当然オリジナルを読むほうが良いと思います。
「断捨離」というブランドを立ち上げ、ビジネスモデルを確立した点は素晴らしいと思います。
セミナーも好評で、リッツカールトンに泊まる ほど儲かっているようです。
以下、読書メモ。
p.6
「断」=入ってくる要らないモノを断つ
「捨」=家にはびこるガラクタを捨てる
「離」=モノへの執着から離れ、ゆとりある”自在”の空間にいる私
p.6
「もったいない」「使えるか」「使えないか」などのモノを軸とした考え方ではなく、「このモノは自分にふさわしいか」という問いかけ、つまり主役は「モノ」ではなく「自分」。
pp.20-21
「片づけ」 必要なモノの絞り込み作業。絞り込む際の軸は、「自分とモノとの「関係性」そして「今」という時間軸。つまり、そのモノと自分が今、生きた関係かどうかを問い、取捨選択していく行動。
p.68
ゴミではないけれど、「不要・不適・不快」なモノ、つまり食べられるけど賞味期限切れで美味しくないモノは、「ひからびたハム」ということになります。つまり、ガラクタです。「ひからびたハム」は「もっと腐ってから捨てよう」なんて冷蔵庫に戻したりして。
p.150
断捨離では見えない収納をあえて7割収納としています。なぜ3割空けるか。それは心理的に仕舞いたくなるからです。3割はモノの通り道となります。
p.151
次は食器棚、サイドボードなどの「見える収納」。こちらの美的限界量は5割です。
p.152
更に、装飾的に見せる、つまり「見せる収納」。ここまでいくと1割です。つまり最小限ということ。例えば美術館に行って、絵画を見たとします。その展覧会のチラシにドーンと印刷されているような代表的な名画は、広い空間に一つだけ飾ってあることが多いでしょう。
拝金 [book]
twitterで人気がありそうなので、読んでみました。
事前に、スピード感重視という情報は得ていたので、回りくどい表現を避け、スピード感を出しているのかと想像していましたが、ストーリー的にも端折りまくりでした。
また、フィクションかノンフィクションか、わからない楽しさがあるという感想もよく見ますが、結局、どれが事実かは著者しか知らないわけで、週刊誌やネットの噂話を読むのと同じです。
あとは、ビジネスに使えるヒントがたくさん散りばめられているようですが、そのへんを探してみるのは面白いかも。
フェイスブック 若き天才の野望 [book]
フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた) / デビッド・カークパトリック (著), 小林弘人 解説 (その他), 滑川海彦 (翻訳), 高橋信夫 (翻訳)
モレスキン 「伝説のノート」活用術 [book]
モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方 / 堀 正岳 (著), 中牟田 洋子 (著)
当然、モレスキンノートの活用法が書かれているのですが、そもそも、モレスキンを取り出して、開いて、ペンでメモるよりも、iPhoneでメモしてしまったほうが早いし、再利用性も高いのではないかと、思ってしまいました。
私はモレスキンノートを、iPhoneなどのデジタルツールの「余白」であると考えることにしています。定形のデータが飛び交うなか、ふっと気を抜いたときに書き込む余白、とらえがたい記憶をとどめておくための余白です。
とありますが、全部iPhoneで良いでしょ。
簡単なメモなら、Twitter や Facebook のプライベートアカウントを使用しても良いですし、Evernote もあります。
絵を描きたい場合は、ドローアプリもあります。例えば neu.Notes など。
タスク管理アプリの GoTasks や TaskPortPro も便利です。
タイムトラッキングアプリ Eternity Time Log もシンプルで便利ですし、ロケーションログには foursquare があります。
課題は、これらの記録をどうやって一元管理していくか、です。
冒頭で紹介されている、イラストが書かれたモレスキンを見ると憧れますが、絵心のない自分にはこんな使い方は無理そうです。
ユビキタス・キャプチャーの考え方については参考になりました。
以下、読書メモ。
p.25
ノートがすでに重要だと分かっている情報を覚えておくために利用するものと考えるなら、「手帳」は未来に向かって開かれた可能性を記録しておくものだといってもいいでしょう。
p.35
そこで、問いをひっくり返す必要があるのです。「どこでどのツールを使えば、日々のことをすべて記録できるか?」という具合にです。
p.39
私はモレスキンノートを、iPhoneなどのデジタルツールの「余白」であると考えることにしています。定形のデータが飛び交うなか、ふっと気を抜いたときに書き込む余白、とらえがたい記憶をとどめておくための余白です。
p.51
ルール1 時系列で記入する
また、もうひとつのルールとして、「これは覚えておきたい」と思ったことがあるなら、なるべくその場で書くことです。
p.53
ルール2 記憶したいことがあったその場で書き込む
〜略〜
あなたの興味をひいたということは、まだあなたが意識していない重要な何かが隠れている可能性があります。キャプチャーする情報のハードルは、最初から意識的に下ろしておくことをおすすめします。ルール3 「こんなことは書いても意味がない」というハードルを下げる
帰宅して、家族と一緒にいるときが私にとっては、一日で一番大切なキャプチャーの時間です。妻とはどんな話をしたか、子供はどんな様子か、そんな何気ない日常を数行の中に封じ込めます。
p.57
まず基本として、ノートの言葉は「未来の自分に向かって書く」ことが挙げられます。
p.65
ノートに書き込むときに事実の列挙だけでなく、そのときに何を感じていたのかを同時に書き込みます。例えば会議の議事録でも、5W1Hの事実はもちろん記録する必要がありますが、会議の場の雰囲気も書き取ってみましょう。
p.69
ユビキタス・キャプチャーを実践する上で、私には何よりも大切にしていて、訪れるのを注意深く待っているものがあります。
〜略〜
それは、不意にやってくる遠い昔の思い出や記憶の断片です。
pp.70-71
過去の自分を振り返るキャプチャーは単なる懐古趣味ではなく、今の自分をよりよく知るための材料にもなります。そもそも自分はどうして今の仕事についているのだろう?どうしてあのときこの選択をしたのだろうか?こうした疑問への答えを持っているとは、過去から学んで将来を描くためにも利用できるのです。
p.79
ステップ1 「ユビキタス・キャプチャー」を習慣にする
ステップ2 「毎日レビュー」で利用しやすくする情報を加える
ステップ3 「週次レビュー」でノートの情報を永続化する
p.85
第一段階 足りない部分の補足
第二段階 情報の移行(同期)
p.99
毎日レビューが、情報のレイヤーを作ってノートを装飾していくステップだとすると、週次レビューはつながりを見つけていくステップです。今週書き込んだ内容に、さらに過去の書き込みと関連しているものはないでしょうか?ときには過去のノートも持ち出して、索引から関連項目を引き出して眺めていきましょう。思わぬ情報の連携に驚くことがあるかもしれません。
公認会計士が教える年収の4割を貯蓄する方法 [book]
公認会計士が教える年収の4割を貯蓄する方法 / 森安理恵 (著)
簡単にまとめると、
1. 家計簿をつけましょう
2. 予算を立てましょう
3. 予算と家計簿 (使ったお金) を比較して、随時、現状を把握しましょう
といった内容です。
もちろん、こういった内容の本はタイトルが大げさになりがちで、実際に「年収の4割を貯蓄できる」かどうかはわかりませんが、紹介されている方法は、家計簿の基本と言っても良い王道的な方法に思います。
以下、読書メモ。
p.100
「これにお金を使った分は、ちゃんとモトがとれる?」
pp.102-103
その時点で一番欲しい物を一時的な感情で衝動買いしてしまうと、そのときの一時的な満足度は高くなるかもしれません。でも、実際にはそれで後悔してしまうことが多いもの。冷静さが必要です。
今あなたが欲しいモノは、絶対に必要なモノですか?それがないと、生きていけないくらいのモノですか?