第七回 大・上方落語祭 渋谷繁昌亭 [レジャー]

第七回 大・上方落語祭 渋谷繁昌亭

「第七回 大・上方落語祭 渋谷繁昌亭」を観に、渋谷区文化総合センター大和田さくらホールに行ってきました。

タイムテーブルはこんな感じでした。
18:32-18:46 笑福亭風喬さんによる「大安売り」
18:46-19:03 桂文三さんさんによる「四人癖」
19:03-19:24 桂小春團治さんによる創作落語「旅する小説家」
19:24-19:49 林家染丸さんによる「浮かれの掛け取り」
19:49-20:02 仲入り
20:02-20:23 林家三平さんによる「芝居の喧嘩」
20:23-21:02 桂三枝さんによる創作落語「仲直り」

まずは、笑福亭風喬さんによる「大安売り」。
初めて聞いた「大安売り」は、[2011-07-25-1] に笑福亭恭瓶さんの演じる「大安売り」。
これはダダ滑りだったので、期待しませんでしたが、今日の笑福亭風喬さんによる「大安売り」は、それよりは楽しめました。
しかしながら、やっぱり、ネタとしてはあまり好みではないです。

次に、桂文三さんさんによる「四人癖」。
鼻の下を人差し指でこする、両手で目をこする、着物の袖を引っ張る、手を打つ、というそれぞれ異なる癖を持つ4人が、癖を直すために、癖をすると罰金を払うことにしよう、というお話。
それぞれの癖がオーバーアクションで面白かったです。

桂小春團治さんによる「旅する小説家」は、若手編集者が、散歩をしながらイメージをふくらませて人気スパイ小説を書く小説家先生の担当になるお話。
大阪の新世界を散歩しながら、(イメージが) 「湧いてきた、湧いてきた」と、大阪の風景をパリの風景に置き換えて小説を作っていくおもしろさがあります。

林家染丸さんによる「浮かれの掛け取り」は、大晦日の長屋が舞台です。
年末と言うことで、大家、魚屋などの商売人が、未納のお代を請求しに来ますが、それぞれの趣味とうまく調子を合わせて、借金返済を伸ばしてもらおうというお話。
狂歌、浄瑠璃、歌舞伎、そして、喧嘩と、借金取りの趣味に合わせて断り方を変えていくわけですが、そのバリエーションの豊富さと、口のうまさが見事です。

林家三平さんによる「芝居の喧嘩」は、三平さんが噛みすぎです。
ゲストとしては、力不足か。

桂三枝さんによる創作落語「仲直り」は、ゴルフで不正をした主人公を大親友が見ていてい、そいつがみんなにばらしたと勘違いして不仲となるものの、その大親友が急死してしまうというお話。
オチに意外性もあり、好きなネタの1つです。
もちろん、本日一番の爆笑に包まれていました。


2時間半、6人の落語家さんが出演ということで、ボリュームたっぷり、楽しめました。
当日券もあったようですが、ところどころ空席も見られました。
もったいないです。
穴場発見かもしれません。
次回も来てみたいと思いました。