2009 年 10 月に読んだ本 [book]
今月は 3 冊読みました。
ref.[2009-10-29-1]
* ずっとやりたかったことを、やりなさい。 / ジュリア キャメロン (著), Julia Cameron (原著), 菅 靖彦 (翻訳)
ref.[2009-10-28-1]
* お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方 / 午堂 登紀雄 (著)
ref.[2009-10-27-1]
笑福亭鶴瓶落語会 [レジャー]
http://www.atari.co.jp/rakugotsurube0908.htm
13:30 からのお昼の部を、当日券で観覧しました。
今日ゲストはナイツでした。
ちなみに、他の日程の漫才ゲストは、おぎやはぎ、中川家、キャイ〜ン、爆笑問題、ブラックマヨネーズです。
立ち話、ナイツの漫才、死神、中入り、愛宕山といった流れです。
落語は、調子が悪かったのか、いつもにも増して噛みまくっていました。
噛むのが気になり、ストーリーに没頭できませんでした。
おちゃらけが受けると、それを繰り返す回数も、いつもより多い気がしました。
残念です。
新宿紀伊國屋サザンシアターの笑福亭鶴瓶落語会は去年 [2008-10-04-001] もいまいちだった記憶があります。
劇場は小さめなので声が聞こえにくいこともなく、よいのですが。。
パンフレットの毎日放送アナウンサー西さんによる文「オレ、どないなんねやろ」は、とてもよい導入でした。
自己資産は自分で守りなさい [book]
ほとんどが、投資や国際分散投資についての啓蒙です。
期待していた国際分散投資の実践的な内容については「第七章 国際分散投資の実践方法」の24ページだけで、残念でした。
しかし、具体的な海外の銀行や証券会社が紹介されていて、国際分散投資の足がかりにはなります。
以下、読書メモ。
p.62
投資をするのが楽しくなると同時に、できるだけ投資に資金を繰り入れたくなり、今までのお金の使い方を見直して、無駄を極力減らすようになりました。
p.129
中・長期の投資では、上がった、下がったという値動きよりも、もっと重視していることがあります。それは「投資をした時点で想定した値動きの幅の中に入っているかどうか」です。
p.131
つまり、国際分散投資においては、損切りではなく、投資を始める時点での想定と違った結果が出たときに手仕舞いをします。
損失が出ているときに手仕舞えば、かたち上は損切りしたのと同じことですが、損失が出たから手仕舞いしたのではなく、投資をした時点での想定と違った結果になったから手仕舞いするのです。
だからこそ、投資をする時点で、これからの値動きをいくつかのケースを想定しておくことが求められます。
p.141
その中で信頼性があるといえるのが、「ロイター」のサイト情報です。ロイターは世界の金融機関等に金融情報を提供している会社です。ロイターの情報なら、情報を選別させていないというインターネット上の利点を持ちつつも、情報の信頼性は高いです。
p.142
一番のお勧めは、アメリカの「ヤフーファイナンス」のサイトです。アメリカのヤフーファイナンスでは、アメリカだけでなく世界各国の株式情報が入手できます。
p.149
特にこだわりがないなら、「HSBC香港」か「シティバンク香港」をお勧めします。アジアの金融センターである「香港の銀行」に口座を開設するのです。どちらの銀行も、窓口に行かなくても必要な書類を送付すれば口座を開設できます。
pp.152-153
アメリカの証券会社なら、イートレード証券とファーストレード証券、香港ならBOOM証券とKGI証券。なお、KGI証券には日本語を話せる担当者がいます。
これらの証券会社は、日本人が口座を開設するのが簡単で、株式やファンドの売買がインターネットを通じて行える証券会社です。
p.154
シティバンク銀行なら、振込先を登録すればネットバンキングで日本の銀行口座に振り込みをするのと同じ感覚で海外送金ができます。
ずっとやりたかったことを、やりなさい。 [book]
ずっとやりたかったことを、やりなさい。 / ジュリア キャメロン (著), Julia Cameron (原著), 菅 靖彦 (翻訳)
タイトルの訳がいまいちな気がしますが、原書タイトルは「The Artist's Way」です。
要するに、自分の内に秘めたアーティストがやりたいこと、昔やりたかったのに日々忙しく生活していく中で、忘れてしまったこと、あきらめてしまったことを、やってみませんか、という内容です。
確証には12週間で行う課題が設定されています。
そのベースになるのが、モーニング・ページとアーティスト・デートです。
モーニング・ページは朝に 3ページ自分の思いをそのまま書き綴っていくという作業です。
考えて書くのではなく、思いついたことをそのまま書いていきます。
アーティスト・デートは、週1回、2時間は自分の内なるアーティストとデートをしよう、言い換えると、自分の創造性を伸ばすようなインプットをしましょう、ということです。
ややスピリチュアルな感もありますが、モーニング・ページを試してみました。
初めは考えてしまい、3ページ書くのに50分くらいかかってしまいました。
朝の 50分を使うのはとてもヘビーですが、Amazon の評価がよいものばかりなので、しばらく試してみようと思います。
以下、読書メモ。
pp.25-26
モーニング・ページとはなんだろう?ひと言でいうなら、三ページほどの手書きの文章であり、意識の流れをありのままにつづったものだ。
ーーああ、また朝がきた。何も書くことがない。カーテンを洗わなくっちゃいけない。昨日、クリーニングに出した服を受け取ったっけ?くだらない……。
もっとくだけた言い方をするなら、それは「脳の排水」と呼んでもいいかもしれない。脳の中を掃除することが目的だからである。
モーニング・ページには間違った書き方というものはない。
p.28
モーニング・ページは文字どおり、私たちを向こう側に連れていってくれるのだ。私たちの恐怖や否定性、気分の向こう側である。私たちは、検閲官の戯言が届かないところに、自分自身の静かな中心を見出すのだ。
p.33
しかし、実際のところアーティスト・デートとはなんだろう?アーティスト・デートとは、あなた自身の創造的な心(それを本書では、内部のアーティストと呼ぶ)を育むために特別に確保される、週二時間ほどの時間のかたまりである。基本になるのはそのものずばり、デートだ。とはいっても、連れがいるわけではない。それは、あなたと内部のアーティスト、すなわち自分の内部にいる創造的な子どもとのデートなのだ。つまり、恋人も、友人も、伴侶も、子どもたちとも無縁だということである。
p.34
あなたの中のアーティストは子どもである。親と過ごす“時間”のほうが、費やされる”お金”よりも重要なのだ。大型雑貨店に行く、ビーチへのひとり旅、ひとりで見る古い映画、水族館やアートギャラリーに足を運ぶ……どれも時間がかかるがお金はそうかからない。大切なのは時間をかけることなのである。
p.100
その意味で、「楽にやる」ことが創造性を育む鍵になる。毎朝、三ページのモーニング・ページを書き、一日に一つ、自分自身にやさしいことをする。これを守れば、心が少しずつ軽くなっていくだろう。
ささいなことでいいから、具体的な方法で自分自身に親切にするよう、心がけてもらいたい。冷蔵庫やクロゼットを見てみよう。素敵な食事をしているだろうか?靴下は充分あるだろうか?余分なシーツは?新しい家の植物はどうだろう?古くなった服の一部を処分していたら?何もかもとっておく必要はないのだから。
p.106
たいていの人にとって、「大丈夫」は覆いをかける言葉だ。それはあらゆる種類の動揺に覆いをかけるが、その裏には喪失感が隠れている場合が多い。
p.130
ほとんどの人は、自分のやりたいことを断念することで、いい人間であろうとする。その結果、自らの創造性から離れてしまうが、「自分はいいことをしているのだ」という偽りの精神性を培っていく。これを私は善人の罠と呼んでいる。善人の罠は、自己否定の一つにすぎない。世間体を保ちたい、大人でありたいという衝動はアーティストをだめにし、終わらせることさえあるのだ。
p.154
私たちは何かをひねり出すことがアートだと考えるが、じつはそうではない。逆に、すでにあるものに触れ、それを原稿用紙や大理石といった素材に「降ろす」のがアートという行為なのだ。このことはアートについて考える場合、きわめて重要な意味をもっている。
何かをひねり出そうとするとき、私たちは自分の手の届かないところにあるものに手を伸ばそうと懸命になっている。一方、何かを「降ろそう」とするときには、努力も緊張もしない。私たちは何かをするのではなく、受け取るのだ。実際に手を下しているのは自分以外の人や物である。そんなとき、私たちは聞くことに専念する。
p.176
私が現在、メジャーの長編映画を任せられるまでになったのは、「なぜ私がこんな目にあわなきゃならないの?」ではなく、「次にどうしよう?」と自問しつづけてきたからにほかならない。
p.183
ほとんどの場合、「手順を踏む」ためにすべきことは、ほんのささいなことである。絵筆を洗う、画材店で粘土を買う、演技指導クラスの広告が載っていないかどうか地方紙をチェックする……。私の経験では、あなたの創造性を伸ばすためにとれる行動が、毎日、かならず一つはある。そうした日々のささやかな行動が手順を踏むことになるのだ。
p.185
詩人のセオドア・ローザックが書いているように、「私たちはどこに行かなければならないかを、行くことによって知る」。コツコツと手順を踏んでいくと、わざわざ大きな変化を生み出そうとする必要はないと分かってくる。大きな変化は、小さな変化の積み重ねによって自然に生じるからだ。
p.222
私たちはなによりも、今日は執筆がどれだけはかどったか、締め切りに間に合うように原稿を郵送したか、知り合いの輪を広げる努力をしたか、といったことをしっかり自分に確認しなければならい。ところが、他人との競争に心を奪われてしまうと、自分の足元が見えなくなってしまうのだ。挙げ句の果てに、自分が後れをとっている言い訳を探すようになる。
p.233
すぐれたアーティストかどうかは、初心に立ち戻る勇気をもっているかいないかで決まる。ある分野の巨匠と目されている私の友人は、あるとき何年も先の仕事までびっしりと埋まってしまっている状況に気づいた。彼は人のうらやむほどの高給を取っていたが、アーティストとしては決して好ましい状況ではないと思った。三年ごしのプロジェクトにしても、最初のころと同じような情熱で取り組めるか、正直言って自信がなかった。そこで、彼は損を覚悟で仕事を減らし、リスクは大きいがアーティストとしてためになる仕事に精を出しはじめた。もちろん私たちがみな、金のなる木を捨ててまで、自分の創造性に賭ける勇気を奮い起こせるかどうかはわからない。だが、努力することはできる。せめて、そうした心意気だけはもちたい。アーティストは旅人のようなものである。世俗的な価値観にどっぷりつかり、地位や身分にばかり心を奪われると、内的な導きにこたえることができない。
p.234
成功したアーティストにとって重要なのは、未来を抵当に入れないことである。大金が得られるから、二年間、あまり気乗りがしない仕事をするのは、かなり高い買い物だと肝に銘じておくべきだろう。
p.234
内なるアーティストを無視すると、その代償がすぐに外側の世界に現れる。創造行為が機械的になって生気を失い、創造が少しも楽しくなくなる。その結果、作品の魅力も失われ、経済的にも下降線をたどらざるをえない。
pp.245-246
私たちは、アイディアが植物のようにゆっくりと成長するのを見守ろうとせず、何かにつけていじりまわしたがる。だが、操作しようとすればするほど、本来の創造のプロセスから離れていく。創造は物事を操作することによってではなく、ありのままに物事を受け入れることによって可能になるのだ。
p.246
私は脚本の書き方を教えるクラスをもっているが、脚本の中盤で行き詰まった生徒がいると、なんでもいいから、家事をするようにすすめている。すると、たいていの生徒は、とまどい、なぜそんな平凡なことをしなければならないのかと腹を立てる。けれども、縫い物などはじつは、脚本の構想を練るのにうってつけなのだ。
私が生徒たちによくすすめるもう一つの趣味は、ガーデニングである。
お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方 [book]
お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方 / 午堂 登紀雄 (著)
骨子は、ケチらないでお金を使おう、ただし、無駄に使わず、生き金として使おう、自己投資を行おう、という内容です。
それぞれの項目については個人によって賛否両論ありそうですが、すべてを鵜呑みにするのではなく、気になったものから試してみてはいかがでしょうか。
以下、読書メモ。
p.31
「その出費は自分に何をもたらしてくれるのか」「自分はいったいどういう価値にお金を払っているのか」を面倒くさがらずにいちいち立ち止まって考えてみることが大切です。
p.67
自己投資を考える際は、モノよりも経験にお金を使うことを意識してみましょう。
歌舞伎や能を鑑賞して日本の文化を感じる、高級ホテルに宿泊して一流の接客を受ける、茶道や華道を習って守・破・離の教えを体感する、ダンスや演技を習って体で感情を表現することを学ぶ、格闘技などのような極限まで体を酷使するスポーツを体験してみる、休暇を利用して短期留学をしたり、海外をヒッチハイクで放浪したり……、自分が経験して、そこから何かを感じるかに意識を向けてみるのです。
p.115
お金を儲けるのはそう難しくはありません。先に相手を儲けさせてあげればいいのです。
p.116
報酬というのはあくまで、「相手に喜んでもらった対価としてあとからついてくるもの」です。
p.197
感動は魂のごちそうともいわれ、脳に最も刺激を与えるのだそうです。それが脳を活性化させ、新しいアイデアやスケールの大きな発想につながるのであれば、感動をもたらしてくれるものにお金を使おうと意識してみたいものです。
昭月庵 五反田 [food]
http://www1.cts.ne.jp/~masu/shinagawasoba/shougetsu.html
舞茸天ぷらとせいろ蕎麦のセット (1,000円) をいただきました。
新蕎麦の手打ちということで期待して入ったのですが、蕎麦の風味が期待ほどではありませんでした。
あっさりした感じです。
舞茸の天ぷらはおいしかったです。
葉月 雪が谷大塚 [food]
つけ麺 (800円) を頂きました。
以前 [2009-09-04] にラーメン食べたのですが、それから想像できる魚介ベースのつけ麺でした。
麺は 300g ですが、麺もつけ汁も六厘舎ほど重くなく、無理せずいただけました。
メンマはラーメンに載っているものと同じで、極太でだしがよく染みています。
つけ汁にレモンが一切れ入っているのが変わっていました。
個人的には、これまで食べたつけ麺の中で、一番好みに合っている味のようです。
つけそば 麺彩房 五反田店 [food]
つけそば 並盛り (750円) を頂きました。
オーソドックスなつけ麺といった感じです。
麺は中太です。
つけ汁は、桜エビが入っているのが変わっていますが、濃すぎず、大勝軒ほど甘くありません。
悪くいえば、特徴が弱いですが、良くいえばバランスがとれています。
万人受けする味かも知れません。